『アイアコッカ』リー・アイアコッカ(051217)
 竹内靖雄先生の『「日本」の終わり』を読んだ後,会社のことを考えたくなって手に取った本。入社以来お世話になった,私の会社の副社長が15日に勇退したこともこの本を手に取ったきっかけ(Y・O様,長い間お疲れさまでした。お世話になりました。ありがとうございました)。

■『アイアコッカ』(リー・アイアコッカ=著/徳岡孝夫=訳/ダイヤモンド社/定価1,800円)

 この本は,1985年発行(あ,私の手元にあるのは初版だ)。英語も話せず,手に職もないイタリア移民の子であるアイアコッカさんの自伝。副題は「わが闘魂の経営」です。

 私は子供の頃から伝記が好きですが,こうした経営者が書いたような本を読むようになったのは,経営学部に通う娘のおかげ。今回もいい読書でした。苦しいときに勇気が出ます(怖くもなります)。オススメです。定価は高いですが,かなり部数が出た本のようで,私はBOOK-OFFで100円で購入。

 企業人として参考になることがいろいろ書いてあります。アイアコッカさんがフォードの社長をクビになった後,クライスラーの社長になり,クライスラーを再建していく話は,経営者としては成功物語なわけですが,その下で働いていたサラリーマンのことを思うと,ゾッとしました。会社が危機のときは,最後は,経営者は,給与カット,リストラをやらざるをえないのだ,と改めて思ったことでした。プロ野球やJリーグでは当たり前のこと。右肩上がりの成長が続かなければ,竹内靖雄先生の『「日本」の終わり』にある通り,悪く言えば「弱肉強食」的現実が顕在化するしかないのですよね。

 もうちょっと踏み込んで言うと,人材についても,おそらくこれからは「カンバン方式」のようになっていくことでしょう。そんな時代の始まりに,私は立っているような気がします。マズイなあ〜。あと3年で50歳だぞ〜。


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