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『同時代論』間宮陽介(051022)
間宮陽介先生の『ケインズとハイエク』(中公新書)を拝読したのはいつのことだったでしょうか。我が家にあるのは1989年の再版。この本によると,先生の専攻は社会経済学となっています。私にはムズカシイ本でしたが,ともかく,「この先生は何やらスゴイぞ」と思ったことでした。
■『同時代論』(間宮陽介/岩波書店/本体2,500円)
間宮陽介先生は,現在,京都大学大学院人間・環境学研究科教授。この本の副題は「市場主義とナショナリズムを超えて」で,あります。1999年発行。いや〜,情けない。今回も「この先生は何やらスゴイぞ」としか言いようがありません。私の頭では着いていけない。そこここに理解できる「光る文章」がありますが,断片的につかまえられるだけで,ちい〜っとも身体に染み込んでくる気がしません。「経済戦略会議『最終答申』への疑念」は興味深く読ませていただきましたが。
さて。この本の帯の下のほうに「公共空間を再構築する」とあります。この本は3部構成になっており,その第3部は「都市・公共空間の思想」です。間宮先生の目下の最大の関心事はこれだと思いますが,私にはこの「公共」や「空間」の概念がいまひとつしっくりきません。先生はこのご著書の中で「土地」と「場所」は違うと繰り返し説かれますが,何とな〜くわかるような気がするものの,「よい場所」を実現するための「方途」が見えてこないのでありました。う〜ん。残念だなあ〜。また何年かしたら少しは理解できるところが増えるでしょうか。むむむむ。
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