『The市役所改革』元松逸太郎(051023)
 T・Hさんから教えていただいた本(ありがとうございました。T・H様)。

■『The市役所改革』(元松逸太郎/総合電子出版社/本体1,800円)

 このペンネームは,明らかに「言ったろう」ですね。面白い。著者の元松さんは1965年生まれ(ということは今年40歳)の某市人事係長だそうです。不思議な本です。まず出版元が「総合電子出版」という会社なのが不思議。新分野開拓でしょうかね(社名と出版物がすんなり一致しないのはよくあることですけど。ちらっと新聞を見ると,週刊住宅新聞社が「社会保険労務士」なんて広告出してたりしますし)。それと値段が随分高い気がします。行政に携わっている人以外にも読んでもらいたいというツクリ(「市職員を目指す人へ」という章もあります)なのですが,本体価格で1,800円ってのは,ちょっと普通の人にはキツくないですかね?

 さて。以上のようなことは置いておくとして。この本の中身はなかなか面白いです。公的セクターの内部にいらっしゃる方が,真摯に「公務員バッシング」に反論され,また,自分たち公的セクションの問題点を挙げ,解決の方途を探ろうとしておられます。文章が硬く,図版や表の説明など読みづらいところも少なくないのですが,でも,「言ったろう」さんのような部下がいたら(ちょっとウザイかもしれないけど,こんな文書を持って,真っ赤な顔をした部下に呼び出されたりしたら),楽しいし頼もしいだろうなあ〜と思ったことでした。前向きの人が書く文章を読むと何より元気が出るのがありがたい。「遅れず・休まず・働かず」でよかった時代なんて知らない若い公務員に期待してくれよ…という気持ちが,随所に見られます(私は期待してまっせ!)。お値段はちと高いけど,オススメです。

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 今年は変な興味を持ったせいもあるけれど,5月以降,自分で見つける以外でも随分,官僚・公務員関係の本が集まってきます。集中学習ができてありがたい。軽い読み物的なものも少なくありませんが,今年の官僚・公務員関係お勉強リストは今のところ以下のようになっています。う〜。やっぱり,結構,内容を忘れてるのも多いな…。(^_^;)

 『祖にして野だが卑ではない-石田禮助の生涯』城山三郎(2005.5.9)
 
『異色官僚』佐橋滋(2005.5.14)
 『官僚の風貌』水谷三公(2005.6.5)
 『技術官僚』新藤宗幸(2005.6.7)
 『官僚技官』西川伸一(2005.6.8)
 『霞が関残酷物語』西村健(2005.6.9)
 『連鎖』『震源』真保裕一(2005.6.11)
 『官僚たちの夏』城山三郎(2005.6.11)
 『はめられた公務員』中野雅至(2005.6.21)
 『防壁』『取引』真保裕一(2005.7.3)
 『日本の官僚』(2005.7.4)
 『男子の本懐』城山三郎(2005.7.10)
 『教育委員会廃止論』穂坂邦夫(2005.8.21)
 『嫁より先に牛(ベコ)が来た』役重真喜子(2005.9.13)
 『秋霜烈日』伊藤栄樹(2005.9.17)
 『できる公務員のための文章術』青山やすし(2005.9.18)
 『県庁の星』桂望実(2005.10.6)


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