『ヴァージン』リチャード・ブランソン(050930)
 経営学部3年生の娘がBOOK-OFFさんに売ろうとしていた本を回収。

■『ヴァージン』(リチャード・ブランソン/阪急コミュニケーションズ/本体1,800円)

  

 リチャード・ブランソンさんは,イギリスのヴァージン・グループの会長。1950年生まれ。ちなみにビル・ゲイツさんは1955年生まれ。世の中にはすごい人がいるものでございます。1967年の17歳のときに学生のための情報誌『スチューデント』を立ち上げ,1973年23歳のときにヴァージン・レコードを設立,1984年34歳でヴァージン・アトランティック航空を設立などなど。現在グループ企業は100以上で世界数十か国にあるのだそうです。この本は,彼の成功物語を語った自伝なのですが,大勢の人と巡り会い,その関係の中ですったもんだしながらグループを大きくしてきたことがわかります。ブランソンさんの「人間関係史」のような本になっているんですね。
 ブランソンさん自体が立派な方なのでしょうが,それでも個人でできることには限度があります。いろいろな人との連携を取ることが,この人は上手なのだなと思います。「人間関係構築力」とでもいいましょうか。社員について彼はこんなことを言います。

「我が社にとって,いちばん大事なのは社員である。もしも幸せでやる気十分の社員がいれば,顧客も幸せになる可能性が高い。そしてやがて利益が株主を幸せにするだろう」(595ページ)

 いいっすねえ。こんなことをねえ,(本心はともかく)確信的に経営者に言ってもらいたいものです。

 『井深大語録』に続いて,今回も興奮しました。一方で,我が社の現状を思うと眩暈がします。絶望的だとは思ってはいませんが,井深さんやこのブランソンさんのマインドを,果たして私の会社の何人の人と共有できるだろうか,と…。


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