『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』山田真哉(050710)
 会社でちょっと話題になった本。久しぶりに新刊。「すぐ読めますよ」ということで借りたのですが,本当にすぐに読めました。

■『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(山田真哉/光文社新書/本体700円)

 この本は「会計学」の入門書。といっても,本当に簡単なエッセンスだけが書かれており,「会計学の匂いのするエッセイ」と言ったほうが適当だと思われます。企業の人間なら当然頭に置いておくべき当たり前のことばかりが書かれているのですが,私の働く会社の経営者には「これ読んでみてください」と言いたくなるような本(情けないけど)。それと,中学3年生の娘も含めて,我が家の家族にも読んでもらいたい。わかりやすくて,思わぬトコロで「そうそう」と言いたくなる記述多し。

 たとえば…。「節約は絶対額で考える」ということを述べた文章(40ページ)。
 (1)1000円のものを500円で買う。
 (2)101万円のものを100万円で買う。
 一見したところ,(1)が絶対「おトク」のように見えるけれども,絶対額で見れば,500円<1万円であって,圧倒的に(2)がトクなのだという考え方がすんなりできますか? なんて話が載っています。コピーの裏刷りを口やかましく奨励する我が社の総務部長は,こういうことを考えられているのか不安…。

 肩の凝らない,頭を刺激してくれる本。オススメです。よく売れているそうですが,それはもっともな気がします。インチキではない,マトモないい本です。


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