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『男子の本懐』城山三郎(050710)
城山三郎さんの,『官僚たちの夏』(2005.6.11)を読んで,しばらくしてBOOK-OFFで発見。是非読みたいと思っていた本に,何年かして巡り会い,しかもそれが100円だったりしますと,もう,BOOK-OFFさん通いはやめられなくなります。はは。ツマからは「売ってから買いなさい」と言われるけれど,ど〜も私は買う一方になってしまいます。この本なんぞは息子にも是非読ませたい(男子の本かい?…そうであります)。
■『男子の本懐』(城山三郎/新潮文庫/本体590円)
昭和5年1月11日(父が生まれた翌日だ!),浜口雄幸首相・井上準之助蔵相の下,わが国は金本位制に復帰(金輸出解禁)。緊縮予算を組んでいきます。この政策の是非は私にはわかりません。そのまま延長すればよかったのか高橋是清の金輸出再禁止・内需拡大路線がよかったのか。結果的には,井上は昭和恐慌を招来し,高橋は財政規模を膨張させ,軍部の拡大に歯止めをかけられず,日本は太平洋戦争突入というところまで行ってしまいました。
男子の本懐…ね。信ずるところに殉ずると。浜口や井上,高橋,犬養毅を暗殺した人も信ずるところに殉じたのでありましょうが。ムズカシイですねえ。男子の本懐。
この本を読むと,何というか「正義」を実現するために努力するということ,社会民主的な発想の底力のようなものを感じます。それがベースにあるから「鉄の意志」を持てるのであろうと。男の子と生まれたからにはこんな気概を持っていたいと思います。一方で,「狂信的」ではありたくないとも考えます。ムズカシイなあ…男子の本懐。男子一生の仕事,とかね〜。まあ,「男子」という括りで考えるのもやめにしたら? とも言えるのですが,何かというと「男の子なんだからさ」というのは,私の励みにもなっているわけでして容易には捨てられませぬ。息子にもそんな話をたくさんしてきているんですよね〜。これが…。
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