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『ドキュメント 日本の官僚』江波戸哲夫(050704)
『異色官僚』(2005.5.14),『官僚の風貌』(2005.6.5),『技術官僚』(2005.6.7),『官僚技官』(2005.6.8),『霞が関残酷物語』(2005.6.9),『連鎖』『震源』(2005.6.11),『官僚たちの夏』(2005.6.11),『はめられた公務員』(2005.6.21),『防壁』『取引』(2005.7.3)に次ぐ官僚モノ第12弾。
■『日本の官僚』(江波戸哲夫/ちくま文庫/本体1,068円)
この文庫は同じ著者による2冊の単行本『霞が関の興亡』と『官僚大研究』をまとめたもので,1992年の発行。約600ページ・厚さ約23ミリ。迫力あります。
この本では,大蔵省,郵政省,警察庁,外務省,防衛庁,最高裁判所,厚生省,農林水産省,通産省が取り上げられているのですが,やっぱりちょっと古いな〜という感じでした(文庫の発行が1992年ということは,取材は88年とか89年で,単行本が出たのが90年頃でしょうか?)。
それでも各省庁の雰囲気は何となくわかりました。警察庁,外務省,防衛庁,最高裁判所,農林水産省は今でもあるわけですし…。15年も経てば,だいぶ変わってはいると思いますが,防衛庁の制服組と事務官,最高裁判所の裁判官と事務部門の不調和に関する記事には唸りました。どこでもね,そうなんですね。本社と支社,総務部門と前線部門ね。警察庁では刑事畑の人よりも警護・公安部門の人がエラクなるとか…。みんながやる気になるようなシステムをつくるのは民間でも公務でもなかなかに困難なわけですね。一瞬でもそれが実現すれば大したモノなのかもしれません。今,霞が関(市ヶ谷もですね)はどんな雰囲気なのだろうな〜と,心配せずにはいられません。
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