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『防壁』『取引』真保裕一(050703)
『異色官僚』(2005.5.14),『官僚の風貌』(2005.6.5),『技術官僚』(2005.6.7),『官僚技官』(2005.6.8),『霞が関残酷物語』(2005.6.9),『連鎖』『震源』(2005.6.11),『官僚たちの夏』(2005.6.11),『はめられた公務員』(2005.6.21)に次ぐ官僚モノ第10弾・11弾。
■『防壁』『取引』(真保裕一/講談社文庫/本体=『防壁』533円,『取引』895円)
真保裕一さんの小説は面白い。休むことなく,ガンガン読みたくなります。『防壁』は『防壁』のほか『相棒(バディ)』『昔日』『余炎』といった4つ短編小説集。どれも手堅い作品で,オススメです。『防壁』では警視庁警護課員(SP),『相棒』では海上保安庁特殊救難隊隊員,『昔日』では陸上自衛隊不発弾処理隊隊員,『余炎』では消防士が登場。「こういう公務員もいるのだな〜」ということも改めて勉強になりました。
『取引』は約700ページ(厚さ3センチ)もある長編。これもまた,読ませてくれました。おかげさまで寝不足になりました。公正取引委員会の審査官が主人公。外務省職員も登場。ODAに関する談合,幼い少女の人身売買など「今日的」話題が身につまされる感じ。このところすっかりハマッている「官僚研究」からの興味でなく,真保裕一さんの作品をまとめて読みたいなと思ったことでした。
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