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『奥の細道』矢口高雄(041017)
『21世紀の経済学』(根井雅弘/講談社現代新書),『ユークリッドの窓』と,ちょっと頑張った読書をしたので,漫画を手に取りました。
■『奥の細道』(矢口高雄/嶋中書店/定価450円)
『奥の細道』を漫画ででも読めば少しは知識になるはず,と,安易な受験生のような下心を持って購入。矢口高雄さんは『釣りキチ三平』で知っていた漫画家さん。『釣りキチ三平』は何度かチラッと連載されていたものを読んだことがありますが,まとめて読んだことはありません。すみません。矢口高雄様。
この『奥の細道』は矢口さんが思い入れタップリで描かれた力作,労作です。オススメです。童門冬二先生の本のように,途中で筆者が出てきて解説をしてくれるのも楽しいです。
夏草や兵どもが夢の跡
五月雨の降り残してや光堂
涼しさをわが宿にしてねまるなり
五月雨を集めて早し最上川
こんな句の背景が絵になっています。「五月雨の降り残してや光堂」とか「涼しさをわが宿にしてねまるなり」を描かれたところなどは,漫画ならでは。「五月雨を集めて早し最上川」もそう。“芭蕉は大袈裟でね”なんて思わないでもないですが,“でもやっぱり凄いわ〜”と思い直したりしたことでした。
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