『ユークリッドの窓』レナード・ムロディナウ(041010)
 2003年5月に出版された本。家にはあったものの,なかなか手にできずにいたのですが,『21世紀の経済学』(根井雅弘/講談社現代新書)を読んだ勢いに乗って幾何学の世界へ。

■『ユークリッドの窓』(レナード・ムロディナウ/青木薫・訳/NHK出版/本体1,800円)

 

 『21世紀の経済学』に続いて,連チャンで沈没。ま,予想はしていましたけど(書名の下に「平行線から超空間にいたる幾何学の物語」なんて書いてあるので…)。この本は約330ページあります。私がわかったというか感動したのは,31〜33ページにかけての,「ピタゴラスの定理の証明」。「正方形の面積は一辺の長さの二乗である」という知識だけで,上右のような図を書けば,ピタゴラスの定理の証明ができてしまうこと。直角三角形の直角を挟む辺の長さを足し合わせた長さを1辺とした正方形を書いて,上右のように元の直角三角形を配置すると,ピンクの部分の面積の合計が等しいから「斜辺の長さの二乗は他の二辺それぞれの長さの二乗の和に等しい」ですって。すげ〜。おもしれえ〜。習ったこと,あるのかもしれないけど…。
 で。その後は淡々と文字を追うだけ。この本は5部構成。
  第1部 ユークリッドの物語
  第2部 デカルトの物語
  第3部 ガウスの物語
  第4部 アインシュタインの物語
  第5部 ウィッテンの物語
 第2部まではそれでも理解できたと思う部分もありましたが,第3部以降はまったく着いていけない感じでした。残念だなあ。『光速より速い光』(ジョアオ・マゲイジョ/青木薫・訳/NHK出版)を読んで以来の理数系読み物への挑戦でしたが,何たって基礎知識がなさすぎる。とはいえ,こういう文章に接するのは嫌いじゃないです。「こんな世界もあるんだなあ」と思うだけでも十分楽しいのでした。ま,ホントはもっと深く味わえるはずとはいえ…なんですけどね。


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