『公務員というお仕事』清水ちなみ・大場かなこ監修(040501)
 この連休はなるべく酒を飲まないで(こう思うところで,私ってやっぱりアルコール依存症寸前だなあ,きっと),読めるだけ本を読もうと思っています(今のところ)。『政治・行政の考え方』(松下圭一著)で私なりにかなり集中して頭を使ったので,『川柳うきよ鏡』(小沢昭一著,近頃の読書(2004.4.30)に続いて,肩の凝らない本を,と,本書を読みました。

■『公務員というお仕事』(清水ちなみ・大場かなこ監修/三笠書房/本体1,030円)

 このOL委員会+清水ちなみさんの本を読むのは1年ぶり(近頃の読書(2003.4.26))。OL委員会と清水ちなみさんの間は,インターネットで検索すると,何やらキナ臭い感じ(アンケートとってネタを使うだけ使って,委員会の人は利用されただけといった内容のようです)になってしまっている風でもありますが,それはそれとして出来上がった本自体はそれなりに面白い。いや〜,どこの組織もこうだよなあと思ったことでした。「公務員」と絞るだけで,何やらわれわれのほうに期待があり,チンタラ働いている公務員の実態を見聞きすると「ケシカラン」なんて思いますけど。

 それにしても,ダメな組織はどこにでもあるし,やる気のない人,ダメな人ってのはどこにでもいるもので,若いOL(この本では公務員関係の女性)が「それって違う」と思いつつモラルダウンしていく,染まっていくってのはイカンなあ…とため息をついてしまいました。人間だからいつでも「絶好調!」というわけにも行かず,大きな組織で動く場合「これで行くぞぉ!」と全員のコンセンサスを得て動くことは容易でないので「もう,どうでもいいぜ。はいはい。モメるのは面倒だから今までどおりってことで行きましょう」となりがち。なるほどね。よくわかる。そんな上の世代の働きぶりを見ていて,公務員の若い世代が「アホらしくてやってらんない。でも恩給がもらえるから定年まで働く」なんて言ってます。暗澹たる気分。私も会社で,親として,若い世代や子からこんな風に見られているのだろうなあと思うとツラい。若い人たちを腐らせたら世の中や組織はダメになる。でも,その負債を上の世代はほとんど埋めず,多くは現在の若い世代が背負っていくことになるのでした。少子化の根っこは,育児環境の悪さもあるでしょうが,ココなんじゃないかなと思います。生きてて楽しいと思っていない若い人たちが,子供を産み育てようとしないというのは,実は健全な(普通の)行動なのではないでしょうか。

 肩は凝らなかったけど,ど〜んと現実が胃にこたえた感じ。ふぅ〜。


TOPへBACK

このサイトは「目次部分」「本文部分」という2分割の画面で表示される仕様にしていますが,検索エンジン経由ですと単独のページがピックアップされる場合があります。そのような場合には,恐れ入りますが以下をクリックして,新たにアクセスし直してください。
【注】2分割で表示されている場合に下をクリックしますと,フレームの中に2分割の画面ができてしまいますのでご注意ください。その場合はブラウザの「戻る」ボタンを押していただくと,現在の画面に戻ります。
http://homepage1.nifty.com/kanen/