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『星間浪漫船』はせがわゆうじ画集(031102)
11月1〜3日の3連休の中日。のんびりした気分で部屋の中を見ていたら,Kさんが以前送ってくれた画集に気が付きました。ゆっくりした時間ができたら見ようと思っていたもの。同封されていた手紙の日付は6月26日。送っていただいたときにお礼は言ったものの,きちんと中身を味わってはいませんでした。「先送り」ばかりしてます。私も。はせがわゆうじさんという方の画集。
■『星間浪漫船』(はせがわゆうじ/風琳堂/本体2,000円)
『星間浪漫船』(せいかんろまんせん)。オススメ。特にお父さんたちに。
何とも言えない世界。「大事なものを忘れないでね」というメッセージがこもった画集。強いて言えば,谷内六郎さんのハートと葉祥明さんの空気とあと何でしょう,そこがこの方のオリジナリティなんでしょうね。この写真だとわからないし,この画集でもわかりづらいのですが,タッチが繊細。細かい線や点,色の集合。ベタ塗りがない。淡い色づかい。登場するのは思い切りデフォルメされた人物や動物など。人間は痩せたオジサンと太ったオジサン,それと小さな女の子だけで,あとは動物たちや宇宙人,空,雲,空気,夕日などなど。お父さんの「少年の心」や「やさし〜い気持ち」,お父さんが醸し出す「空気」あたりがテーマなんでしょうかね。はせがわさんは私と同い年。こんな素敵な絵が描けるなんて羨ましい。
カバーの絵(上の写真/『星間浪漫船』1994/P.44-45)は,夜,原っぱで天体望遠鏡を覗くお父さん。水筒を肩からぶら下げて,左手のコーヒーカップからは湯気が出ています。お父さんの後方にある白い不思議な浮遊物は,何故か紙飛行機。
上の赤い絵(『デラックスクリスマス』1991/P.29)はタイトルどおり,この画集の中では最もゴージャスな感じがする絵。左下の眠っている小さなペンギンは「安心」の象徴のように,そこここに出てきます。小さな子が安心して居眠りできるような空間。いいっすねえ〜。ほんわか気分。ああ,映画の『チキチキバンバン』の雰囲気がこの画集のそれに近いかも。そういえばこの作品集にも「スーパーローリングケッタマシン」なる人力飛行機+船+自転車みたいな乗り物が描かれております。
楽しくてやさしい気分になれる画集。ありがとうございました。はせがわさん,Kさん。
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