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『ビッビ・ボッケンの不思議図書館』ヨースタイン・ゴルデル(031024)
半年ぐらい前からの課題図書の1冊。やっと読みました。
■『ビッビ・ボッケンの不思議図書館』(ヨースタイン・ゴルデル,クラウス・ハーゲルップ/猪苗代英徳・訳/NHK出版/本体1,600円)
ヨースタイン・ゴルデルさんといえば,7〜8年前に大ヒットした『ソフィーの世界』の著者ですよね。「訳者あとがき」によると,この本は,「子どもたちのために本の歴史,読書の楽しみ,図書館の役割り,出版文化などについての話を盛り込んだ読み物,すなわち『本についての本』」として書かれたものです。よくできています。物語を読んでいくうちに確かに前記の事柄が頭に入ってきます。オススメです。大人でも十分に楽しめます。我が家でも中学生の娘から順に回覧したい。
本の作りもいいです。装丁は坂川栄治+藤田知子(坂川事務所),装画・挿画は磯良一さん。磯良一さんのイラストは日本人離れしたタッチと雰囲気。思わぬアングルからのものも多く面白い(磯良一さんのホームページでは,この本の装画・挿画を含めて,氏のいろいろな作品が見られます)。巻末には「校正 榎本正巳」と入っています。校正という職業はあるのでしょうが,このように担当者として紹介されることは稀なんじゃないでしょうか。あまり見たことがない気がします。雑誌などではたまに入っている気もしますが,単行本では珍しいのではないでしょうか。この本の編集担当は猪狩暢子さん。『ソフィーの世界』を担当した人です。その猪狩さんの「みんなでつくったんだゾ」という心意気のようなものがほの見えるようで,これもまたうれしい。
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