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『新撰組の光と影』童門冬二(031015)
水木しげるさんの『劇画 近藤勇』(ちくま文庫)を購入したときに,ふと,“次のNHKの大河ドラマは新選組だから,きっと童門先生も何か出しているはず”なんてピーンと来たのでした。やっぱりありました。
■『新撰組の光と影』(童門冬二/学陽書房・人物文庫/本体660円)
水木しげるさんの『劇画 近藤勇』を読む前に,こちらを読めばよかった。この本の大半は新撰組に関係した人物の紹介でして,取り上げられているのは,近藤勇,芹沢鴨,伊東甲子太郎,沖田総司,河合耆三郎,佐々木只三郎などなど。本文中にはもちろん土方歳三や坂本龍馬なんて人たちも出てきます。童門先生は新撰組が大好き。新撰組について書かれたものは,何か他の書物にない“ファンなんです〜”的匂いがします。『新撰組一番隊』とか。
今回は,芹沢鴨,伊東甲子太郎,佐々木只三郎といった人たちについて勉強できたのがありがたかった。芹沢鴨ってのは酔っぱらいでエッチでイヤなオヤジ(何か身近に心当たりが…。うぅ。)だという書き方がされている場合がほとんどなのですが,ここでは童門先生は“わざと泥をかぶった”という見方を示されています。(あまり有名でない)河合耆三郎は商人出身の新撰組隊士(会計係)で,壬生寺に大きな墓があるそうです。それに関する逸話なども面白かった。私,一昨年(2001年7月)に,壬生寺に行ってるのに,全然目がいきませんでした。近藤勇の像の写真は撮ったけど…。で,この像を建てたのは俳優の上田吉二郎さんなのだと,この童門先生の本で知ったりもして…。
毎度そうですが,久しぶりに童門節に触れられてよかった。何だかほっとした気分になれるのです。
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