『書斎曼荼羅1・2』磯田和一(030919)
 6月ぐらいからの課題図書をたくさん抱えているわけですが,G先生より「面白い本があるから送るね」と送られてきたのがこの本。文句なく面白かった。

 

■『書斎曼荼羅1・2』(磯田和一/東京創元社/本体各1,600円)
 
サブタイトルは「本と闘う人々」。主として作家のお宅を訪問して,どのように本を収納しているのかをイラスト込みで磯田和一さんがルポしたもの。これは名著。我がG先生(私は師ともヨーダとも呼ばせていただいているのですが)は,何でこういう面白いもの(本だけでなく)を見つけるのウマイかなあ〜。それを教えていただけて,まったく私はシアワセモンでございます。ありがとうございます。

 で,この本の本文はどうなっているかと言いますと,右のような感じです。イラストと手書きの“絵解き”。それと普通の文字で組んだ本文で構成されています。取材された人は,1・2巻を通じて,関口苑生,京極夏彦,佐野洋,大沢在昌,林望,菊地信義,阿刀田高,縄田一男,泉麻人,藤沢周,村山由佳,内藤陳さんら。
 翻訳家・作家の藤野邦夫氏のお宅では,床に本が,背が見えるように置いてあり,その上を歩くという凄まじいことになっているそうです。しかも藤野氏の家にはクラシックのCDが8,000枚あって,ワインが2,000本もあるそうで…。

 この本を読んで,我が家なんて「ぜーんぜん問題ないじゃーん」と思えたことでした。私の本や資料を「何とかせい」というツマに是非読んでもらおうと思っています。要は生活スペースというかゆとりのスペースがどれだけあるかってコトが豊かな住空間の基本なんでしょうが,ここに登場してきた方々は,大きな家に住んでいるのにそうしたスペースはもしかするとウチより狭いぞという人たちなのでした。でも,多くの本に囲まれている,ここに出てきた人たちの心の空間は広い…。

 生活スペースの確保ができず,心の空間も狭いので,ツマは私に苛立ってしまうのかなあ??? あ,自爆だ。


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