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『これを読まずして編集を語ることなかれ』松田哲夫(030726)
松田哲夫…確かこの人は南伸坊さんとか赤瀬川原平さんの「路上観察学会」のメンバーだった人だぞ,径書房…確かこの出版社は「長崎市長への何とか」っていう本を出した会社だぞと思って即購入。径書房の本は『長崎市長への7300通の手紙』でした。読んだこともあり,家のどこかにあるはずですが発見できず,インターネットで調べました。
■『これを読まずして編集を語ることなかれ』(松田哲夫/径書房/本体2200円)
松田哲夫さんは筑摩書房取締役の編集者。やはり「路上観察学会」にいた人で,この本でも南伸坊さん,赤瀬川原平さんと対談しています。編集者や著者が読んで面白い本なのでしょう。これは。
しかし,いろいろな人の才能をかき集めてきて(著者・デザイナーだけでなく印刷所・製本所など)本という形にして,売る(ここでも優秀な販売担当者・宣伝マンが必要)…,これだけ見るとどの仕事でも一緒じゃんと思います。この本で結構強調されているコスト意識とかも“当たり前じゃん”と思います。でもきっとこれは松田さんの属する世界ではイマイチなのでしょう。ということで納得。
さて,そんなことを感じつつ読んだわけですが,つらつら読んでいるうちに,仕事の面白さ,面白がり方に引き込まれていってしまいました。そうなんだ,この本のいいところは,「私はこの仕事をこんなに面白がってやっています」と見せてくれたトコなんですね。世の中みんな編集。つまりは関わり合い,組み合わせ,助け合い(んなことは松田さんはおっしゃってませんが)なんてところでしょうか。そこんとこ真面目にやると楽しいぞ,ト,そんなことを感じさせてくれる本でした。
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