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『OL委員会秘宝館「食い物の恨みは恐ろしい選手権」編』清水ちなみ(030426)
心中の本を読んだ後,ちょっと頭をリラックスさせたかった。ブックデザインは内田晶子さん。カッコイイです。本文が。文庫でここまで雑誌のように作り込んでいるのは珍しいんじゃないでしょうか。前回読んだ「肉体の門」編(●近頃の読書(2000.12.20)/あれ,こんな前だったんだあ)がどうだったか,ブツが行方不明なのでわかりませんが…。
■『OL委員会秘宝館「食い物の恨みは恐ろしい選手権」編』(清水ちなみ/幻冬社文庫/本体457円)
この「食い物の恨み」は,若い女性の家族に対する恨みが結構多いなあという感想です。もちろん笑ってしまおうという作りなので,そう読めばいいわけなんですが,そうとばかりも言ってはおれんな…的な気分になってしまったのでした。
オヤジ的観点からの読書に,なってしまってるんですね。ホントに。基本的に食べ物についてあれこれ言うのは好きではなく,恋人同士でモメたなんて話は私にはちっとも面白くないのですが,子どもの頃のことが絡んだ話は別。 |
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主として,下の子の話が多いのですが,父母や兄姉に何か食べたいと思っていたものを食べられてしまったことがトラウマのようになっているケースって少なくないんだ〜と思ったことでした。たとえば,結婚後(ということは20歳は過ぎていると思いますが)実家に帰り,そこにいた姉に,酔って泣きながら「あの塩ラーメンはーっ,お母さんが私に作ったやつだったんだよ。お姉ちゃんたちにはみそラーメンがあったじゃん!!」と言ったという話(35ページ)などを読むと,笑うけれども,“いやいや”なんて思ってしまうのでした。弟のいる兄として反省したり,長女以外の下の子たちのことを思ったり…。三女であるツマが,そういう子たちの気持ちを汲んでうまくやってくれていればよいのだが…と,ガーガーというツマのイビキを聞きながら思ったり…。
あとはヘラヘラ楽しみながら,ところどころ吹っ飛ばしながら読みました。カバー袖の幻冬社文庫「清水ちなみの本」で気になるタイトルあり。『仮定の医学』。面白そうな予感。
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