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漫画:『まんが道』藤子不二雄(030101)
2003年最初の読書はG先生に送っていただいた漫画。満腹でございます。G先生,ありがとうございました。
■『まんが道』(全19巻/藤子不二雄/少年画報社)
藤子不二雄という作家が,実は2人であるという話は,どこから聞いたのかわかりませんが有名な話でした。藤本弘さんと我孫子素雄さん。いつからだったかわかりませんが,藤本弘さんが亡くなる前の最後の頃には藤子・F・不二雄(藤本氏),藤子不二雄A(我孫子氏)と別々に活動されていました。この『まんが道』は,お2人が富山県高岡市で出会った頃から「トキワ荘」でいろいろな仲間との活動が本格化するあたりまでを描いた自伝的作品です。この作品は藤子不二雄A氏が描かれたもののようです。
子どもの頃,『おばけのQ太郎』と『忍者ハットリ君』は知っていましたが,『おばけのQ太郎』は漫画でなくテレビアニメ,『忍者ハットリ君』はテレビドラマで知っていたような気がします。私は子どもの頃は,藤子不二雄の漫画を1冊も持っていなかった気がします。そんなわけであまり詳しくありません。でも,我が家の子どもたちは『ドラえもん』世代。この漫画を知らない子どもは,日本にほとんどいないのではないでしょうか。
『まんが道』では,手塚治虫に憧れる2人の少年の姿や,手塚治虫にいろいろと面倒を見てもらったことへの感謝,お2人の友情や苦労などが,いやらしくなく力まずに描かれています。子どもたちに是非読んでもらいたい作品。我が家では,オヤジはしがないサラリーマン。子どもたちに,こんな自立の仕方があるのだと知ってほしい。
どういう偶然か,1月5日の毎日新聞の書評に,『「漫画少年」物語 編集者・加藤謙一伝』(加藤丈夫/都市出版)という本が紹介されており,評者の川本三郎氏がこの『まんが道』に触れています。
『まんが道』には,『漫画少年』の編集長だった加藤氏が頻繁に登場し,藤子不二雄さんをかなりバックアップしていた様子がわかります。この漫画の終わりのほうでは,『漫画少年』は経営が立ちゆかなくなり休刊になってしまうのですが,それでも再起を目指す加藤氏の姿が力強く描かれています。
つい10日ほど前には,川本三郎さんのこの書評を読んでも何も反応できなかったでしょうが,いまは,『「漫画少年」物語 編集者・加藤謙一伝』を“読まなきゃイカンでしょう〜”という気になっています。不思議な縁を感じます。
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