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近頃の読書(021130)
この2か月ぐらい,ずーっと枕元に置いて,眠る前に読んでいたのですが,全部読まないうちにパスすることとなりました。はは。
■『見世物の人類学』(ヴィクター・ターナー,山口昌男編/三省堂/定価4300円)
1983年発行。美しい本でしてカバーが綺麗(装丁・辻修平)。日本の学者さんと海外の学者さん16本の論文が収められています。「都市のグロテスク」(栗本慎一郎。不勉強で恥ずかしいですが,栗本キョウジュは鋭い方だったんですね。大変面白く読みました),「現代巡礼と日本文化の深層」(青木保),「聖母と雌馬」(ドン・ハンデルマン),「ディズニーランドの馴致され植民地化された想像力」(バーバラ・マヤホフ)といった感じ。どれも面白そうなテーマであります。
しかし,頭からずーっと読んできて,中沢新一さんの「視覚のカタストロフ」を読み終え,次の「社会の〈内なる〉スポーツ」(ロベルト・ダ・マータ)を読んでいる辺りで挫折。目の前に都市なり演劇なりスポーツがあった場合に,これを頭でとらえ,言葉に置き換えてさまざまに解釈していく作業に疲れてしまったのでした。私は“踊る阿呆系だものなあ”と,再確認。まあ,踊っていても体力なしなので,すぐ疲れてしまうのですが,知的労働に関しては,踊る以上に体力がない。
…というわけで,今回は途中下車。今後も山口昌男先生の本を読んでいくつもりですが,同じように途中下車が多くなりそうな予感がしてきました。文化人類学の,対象へのアプローチの仕方が私には合わないかも,なんて思ってしまったのです。
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