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近頃の読書(021117)
「この本はおもしろいから」と送ってくれた方があって(ありがとうございました,Nさん),ちょっと帯からして「これだけでもヤバイ」と思ったのですが,読みました。
■『エミリーへの手紙』(キャムロン・ライト/小田島則子・小田島恒志訳/NHK出版/本体1300円)
読ませてくれました。一晩で読んでしまいました。話が面白いので休むのが惜しくなってしまいました。元の英文がどのようなものかは知りませんが,これを翻訳するのは大変だったでしょう。これは労作です。ネタが英文のパスワードなのに,それを日本語に置き換えて,違和感なくすんなり読ませるというのは素晴らしい。詳しくは是非読んでいただきたいですが,ほんわかとした優しい気持ちになれる小説です。構成が映画のようになっており,このままドラマが作れてしまいそう。帯から引用。
隠されたパスワードが,家族の未来をも開いていった。
死んだおじいちゃんが言いたかったこと
はああ〜。ウチの死んだおじいちゃんが,私たちに残してくれたものはと,改めて考えてしまいます。もうすぐあれから1年。小説そのものも面白いのですが,我が家の家族にはタイムリーすぎかも。カバーのイラストはおじいちゃんが孫娘と手の大きさを比べている絵でしょうか。どこの家族でもこれは必ずしますよね。子どもの手を丸ごと握って手をつないでいた時代はあっと言う間に過ぎ,やがて,手の内側を合わせるようになり,そして,10歳を過ぎるあたりから手をつながなくなる。膝の上に乗ってくるのも10歳ぐらいまででしょうか。子どもはやがて「家族」のことよりも友人や恋人,自分のことで頭が一杯になって来ます。「でもね,親やおじいちゃん・おばあちゃんは…」というお話。この本はよく売れているそうです。ハリー・ポッターもいいけれど,こういう本が一家に一冊あるといいなあ,と思わせてくれる本でした。
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