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近頃の読書(020922)
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■『三国志 1〜60巻』(横山光輝/潮出版社)
高校3年の娘が,受験勉強も兼ねて読みたいと言うので,Yahoo!オークションで購入。全60巻。それぞれの定価は60冊もあるので調べる気になれませんが,60巻は370円です。1巻の発行は1974年4月20日,60巻は昭和63年10月20日発行(奥付は西暦と元号がごちゃごちゃです)。昭和63年は1988年。実に14年かけて,このコミックは完結したということです。横山光輝先生は,私にとっては『鉄人28号』を描かれた方という以外の何者でもない(幼稚園の頃,私の描いた絵のほとんどは鉄人28号だったと思います)のですが,こんな大作も残してくださっていたのですね。横山先生,ありがとうございます。お疲れ様でした。
娘が読み終わったので,私も減量(先制攻撃―減量モード参照)と併行して,この10日ぐらいで一気に読みました。漫画で読むってのが何ですが,こうでもしないと全然知らないままになってしまうので,「知らないよりマシ作戦」というところです。実は『大掴源氏物語 まろ、ん?』もこれと同じような気持ちから読んだのでした。
この横山先生の『三国志』では,やはり,劉備玄徳,張飛益徳,関羽雲長,趙雲子龍,黄忠漢升,諸葛亮孔明,曹操孟徳,司馬懿仲達といったところが生き生きと描かれておりました。娘も関羽,張飛が亡くなったところを読んだ後には「関羽ぅ〜,張飛ぃ〜」と言って悲しんでおりました。私も,関羽,張飛が死んでしまうところは辛かった。それと娘の印象にはあまり残らなかったようですが,私は黄忠の描き方もすごくよいと思いました。終盤の孔明と司馬懿仲達の戦いも印象深い。
長い間に伝えられてきている話だけあって,『三国志』は奥が深くいろいろな読み方ができそうだなという気がしました。蜀側からだけでなく,魏側・呉側から見るとどうなるのか,各戦いの戦術,官房学的見方,庶民はどう暮らしていたのか,女性は? などなど。ちょっとサイトを検索しただけでも「三国志」でたくさん引っかかります。
張飛系の私としては,謀り事は好かんところですが,組織の中での生臭い噂や中傷などの扱いを見ていると,いつでもどこでもこういうことはあるのだなあなんてことまで考えてしまいました。現在の地位に安住することだけに固執する無能な取り巻きの言うがままに好ましくない戦略をとってしまう凡庸なリーダー,職務に対する責任感がないため危機感もなく安穏と過ごす兵,その結果人材が育たず滅びる蜀。わが社,わが国を見るようでございました。
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