コードまとめ
 

コードネームと構成音

 ここから急に難しくなります。コードネームを見てその構成音が言えることがこの章の目的です。例えば、

 Cmmaj7(♭5)を見て一体どんな音で構成されているのか判りますか?ヒントは4つの音です。
 正解は譜面で表します。どうですか?判らなければ続けて読んで下さい。
 以前のセクションでCはドミソだと覚えたと思います。そのドミソの3つの音が同時にまたは並べて扱われるとそれがCメジャーというコード(和音)になります。これが3度の和音(ドとミ、ミとソが3度)の基本です。4度の和音も3度の和音に集約される場合が多いです。(ここは判る人だけ読んで下さい。例えばG7sus4、C69などは完全4度に並べ替えられます。)
 次の譜例はCというコードの3つの構成音を変化させたものです。大切です。左の2つを見て下さい。CmajとCminです。シーメジャーとシーマイナーです。コードネームはアメリカで生まれたせいか非常に合理的に出来ています。つまり、CmajをC、CminをCmと略すのです。シーとシーマイナーです。ですからCというコードをシーと読んでもシーメジャーと読んでもかまいません。
 次の2つを見て下さい。5度の音(この場合はソ)を半音上げたり下げたりした場合です。半音上げると、Caug(シーオギュメント)、C+(シープラス)、C(#5)(シーシャープファイブ)と表します。どれでもかまいません。私は昔、C(#5)を見て「ははーん。括弧が付いているからこれは半音上げても上げなくてもどちらでもいいんだな」と思いました。間違いでした。必ず半音上げるのです。ではなぜ括弧が付いているのでしょうか?それは読み間違いを防ぐためです。括弧がないと、C#5となりC#と間違えるからです。間違えると半音も違っちゃいます。「でもそれは間違える奴が悪い。C#の5なんてコードはないぞ。ファイブって何だ!」と思う人がいると思いますがではC(#9)ではどうですか?括弧がないとC#9となります。シーシャープのナインスと間違えますよね。
 C(b5)はソを半音下げた和音です。Cdimとは違います。Cdim(シーディミニッシュ)はCmのソを半音下げた和音です。Cdim=Cdim7としてCdimにラを加える場合が多いです(詳しくは上級のスケールを参照)。因みにC-とは記しません。C-はCm(シーマイナー)の別の表記法です。
 で、この2つのことを合わせるとCm(#5)が考えられます。考えられるというだけで実際にそれが使われるかどうかは別です。ここでは考えられると覚えておいて下さい。
 譜例の右端はCsus4。シーサスフォー、シーサスペンディッドフォーです。3度の音、ミがファに替わるのです。これはCmsus4もあるのですが構成音が全く同じなので初心者には説明が難しいのですが、次のような解決で出現するのです。

 Cmsus4 ---> Cm

 やはり難しかったかな?説明が悪いか?すみません。 

2 理論 コードまとめ
 
テンション

 次はテンションです。ドミソの上にさらに重ねて出現する音のことです。ドミソは数字でいうと1、3、5でしたよね。さらに団子のように音を重ねると7、9、11、13となります。奇数です。ドミソシレファラです。
 それなのにいきなり例外をあげます。6です。右の譜例の左側です。ラの音です。ラは数字で言うと6でしたね。C6はメジャーコードに6が付いて、Cm6はマイナーコードに付くのです。簡単ですね。では次。
 ここからが奇数になって本当に団子のようになります。7ですね。正確には7th(セヴンス)ですが普通セヴンと言います。7はシなのになぜかシのフラットになっていますね。いいですか?譜面を見て下さいよ。7には2通りあって、1つはドミナントセヴン、もう1つはメジャーセヴンです。シのフラットの方がドミナントセヴンで、フラットしない方がメジャーセヴンなのです。
 ここの右の譜例がメジャーセヴンです。私が中学の時、このことを雑誌(Young Guitar)で初めて知ったとき非常に困惑しました。「えーっ、どうやって覚えればいいんじゃー」といった感じでしたね。そして覚え方を考えました。こうです。ルート(いちばん低い音。この場合はC)より半音低い音(シ)がメジャー7でさらに半音低い音(シのフラット)がドミナント7なんだと。どうです?私はこれで覚えました。
 そしてドミナント7がアメリカ的合理性で7と略されるのです。ここで問題です。

 Dのmaj7はC#です。7はCです。
 Gのmaj7は( )です。7は( )です。
 Bのmaj7は( )です。7は( )です。
 Fのmaj7は( )です。7は( )です。
 Aのmaj7は( )です。7は( )です。

 正解は順に、F#,F,A#,A,E,Eb,G#,G となります。ここで例えばF#と答えるところをGbと答えてはいけません。右の譜例のようにGから数えて7番目の音はFなのです。この音が半音上がったり下がったりするのですから。
 このセクションの最後にそれ以上のテンションを考えましょう。奇数できてますから、9,11,13,15,17......おっとどこまでいくのでしょう?15で元のルートのCに戻ってしまいますね。ですから13まででいいのです。C7にこれらのテンションを団子のように譜面にしました。
 9が半音上がれば#9で半音下がれば9となります。しかし、11には#11があって11はありません。13には13があって#13はありません。理由を説明するのには2つ説明が必要になります。1つは既に下部を構成している音と重複するということと、これらのテンションがどういうときに使われるのかを説明しなければなりません。後者の説明はここではしません。この話は別のところでしたいと思っています。
 

以上。
  
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