完全五度重ね
正確にはPentatonic scale(ペンタトニックスケール、五音音階)と言います。5つの音で構成される音階はすべて五音音階と呼べますが、ここでは一般に使われるペンタトニックスケールを取り上げます。
上級のセクションで扱うつもりだったのですが、次のセクションの「リズム」を説明する上で必要と思われるのでここで単独で取り扱います。
ハ長調で考えます。主音(C)から完全五度づつ音を重ねていき5つまでの音、C,G,D,A,Eを1オクターブ内に並べ替えると、C,D,E,G,Aとなります。ドレミソラです。この音階をCメジャーペンタトニックスケールと呼びます。

これを第Iポジションで練習する一例として右の譜例が考えられます。最低音から最高音まで8つの音で構成されています。1本の弦につき2つの音が対応していて、1つは必ず開放弦です。この8つの音群を「A'」と呼ぶことにします。左手の指で直接使うのは2と3の指だけです。下の図がそれです。
右の多角形がイメージ図です。このイメージ図を頭にうかべながら5分ほど練習してから次に進んで下さい。
次は第IIポジションです。同様に8つの音で構成されています。特徴は左手の指で小指はどの弦でも使います。ですから5フレット上に直線的に現れます。残りの4つの音は「A'」での黒丸の4つの音と共通であるということです。下に図示しました。
この8つの音群を「A」と呼びます。あのう、言っておきますが「A」とか「A'」という呼び方は私が考えたもので一般的な呼び名ではありません。一般的な呼び名は存在しません。
そして「A」と「A'」は図形的にも音程的にも対称です。「A」を180度回転させると「A'」になります。音程的にはD音を中心として対称です。下を見て下さい。
D-E--G-A--C-D-E--G-A--C-D
-は間に半音があることを意味し、--だと半音が2つ存在することを意味します。(E--GはEFF#Gを意味する)これも5分ほど練習してください。
次は第Vポジションです。同様に8つの音で構成されています。特徴は左手の指で人差し指はどの弦でも使います。ですから5フレット上に直線的に現れます。当たり前です。第IIポジションと共通の音ですから。小指は一度だけ使います。ほとんどが薬指です。ほとんどが、人、薬、人、薬、...となります。この音群を「B」とします。
次は第VIIポジションです。譜面は省略します。「C」とします。CenterのCです。図形的にこれ自体が点対称です。音的にも対称です。--そもそも楽器自体が対称的なチューニングですから、図形的に対称ならば音程も対称的になります--。ですから、C=C'なのでC'は存在しません。
8つの音を順に並べると.....C-D-E--G-A--C-D-E.....ですから対称の中心はG#です。
左手の指は4本とも使います。5分ほど練習してから次に進んで下さい。
次は第IXポジションです。譜面は省略します。「B」を180度回転させた点対称形ですから「B'」となります。ね。5分ほど練習してから次に進んで下さい。
第XIIポジションは指使いこそ違いますが、指板上の音は、第Iポジションでの「A'」と全く同じです。しかもそれ以上のポジションも既出のポジションの繰り返しです。ですから解説はしません。でも練習しなくて良いというわけではありませんからあしからず。 |