右手の指3本を使う
 

3,2,1...でトレモロ

 最初に断っておきますが、この章で扱う奏法は特殊奏法であってすべてのベーシストに必要な奏法ではありません。必要な方のみ練習をして下さい。もっとも一度は練習してみないと必要かどうかは分からないでしょうけれども。
 3,2,1,3,2,1....とは右手の薬指、中指、人差し指の順に弦を弾くことです。人、中、薬の順では難しいからです。なぜ難しいのか私には分かりません。知っている人がいましたらお知らせ下さい。
 そもそも私はここで述べる特殊奏法を極めているわけではありませんので、皆様方がこれを発展させればそれは素晴らしいことだと思います。
 右の譜例は三連符なので楽勝でしょう。弦は1弦の開放弦を想定していますが、色々な弦とポジションでやってみて下さい。
 
 

 今度は1拍ごとに指使いが変化します。しかし右の指使いは3,2,1....と同じなので何も気にせずに出来るようにしましょう。で、その方法は最初はゆっくりと確実に出来るようにします。メトロノームは自分が出来る速さでいいのです。確実に出来るようになったら今度は一気に速い練習をします。徐々に速くする必要はありません。その速さは2本指で弾くには難しい速さです。そうでないと意味がありません。(注意:指番号は1回目の指使いです。repeatすると順次変わります)

2 中級 右3
 

バリエーション

 右手の指は3,2,1....ですが16分音符が4つの1拍ずつを感じながら弾くようにして下さい。テンポは140〜160あたりを目指して下さい。

3 中級 右3
 

アルペジオ

 今度はアルペジオです。トレモロとは指使いが違います。まあ色々と考えられますが右の譜例を見て下さい。T,1,2は右手の親指、人差し指、中指を表します。2 3 4 は左手の指です。
4 中級 右3
 

ダブルストップ・トリプルストップ

 アルペジオではなく同時に2つの音を出すことをダブルストップと言い、3つだとトリプルストップと言います。因みに4つだとクアドループルストップ(QUADRUPLE STOP)と言います。これらは弓を使う楽器、例えばバイオリン、ビオラなどの奏法から来た言葉です。弓では困難でもピチカートでは易しいでしょう。弦を飛び越えて(例えば1弦と4弦)しかも同時に音を出すことはバイオリンでは困難です。ギターなんぞは当然のようにやります。ベースの場合は4つの音までは同時に出すことはまずないでしょう。音の分離も悪いので濁った感じになるからです。(読者はこういったことを否定して下さいね。6弦ベースでいい感じに出せるかもしれないからです。)

ダブルストップ

 ダイアトニックの10度で練習しましょう。上の数字4,3,3,...は上部に表記されている音符を押さえる左手指です。長10度と短10度で変わります。下の数字2,2,2,...全部2ですがこれは下部に表記されている音符の指です。右手の指は親指と人差し指の2本同時です。

 こんな譜例もやってみて下さい。




トリプルストップ

 前出のアルペジオの例を利用してもいいのですがせっかくですからメジャー7thの例を挙げておきます。

以上。

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