関連辞書
葵祭り
あおいまつり(あふひ‥)【葵祭】
1 京都の上賀茂、下賀茂両神社の祭り。古くは陰暦四月の中の酉(とり)の日、現在は五月一五日に行なわれる。当日、二葉 葵の葉を社前や桟敷(さじき)・牛車(ぎっしゃ)のすだれなどに懸け、また参列の諸役の衣冠につけたところからいう。 中古、単に祭りといえば、この祭りを意味した。賀茂の祭り。北祭り。みあれ。《季・夏》
2 京都、嵐山の松尾神社の神幸祭。
3 京都府宮津市籠(こもり)神社の祭礼。
下鴨神社
しもがも‐じんじゃ【下賀茂神社・下鴨神社】 京都市左京区下鴨泉川町にある賀茂御祖(かもみおや)神社の異称。
八坂神社
やさかじんじゃ【八坂神社】
京都市東山区祇園にある旧官幣大社。祭神は素戔嗚尊、稲田比売命ほか。斉明天皇二年の創祀で天智天皇六年に社殿を創建したものとも、貞観一八年円如が創建したものとも伝えられる。七月に行われる祇園祭り、大晦日から元旦にかけての白朮(おけら)祭りは名高い。祇園社、祇園天神、牛頭(ごず)天王と呼ばれていたが、明治元年現名に改称。全国約三千の八坂神社・八坂社・祇園社の宗社。通称祇園さん。
ぎおんえ(ギヲンヱ)【祇園会】
京都の祇園社(現在の八坂神社)の祭礼。天禄元年、一説に貞観一八年に始まるといい、陰暦六月七日から一四日まで(現在は七月一七日から二四日まで)行なわれる。山鉾が巡行し盛大で、疫病よけの祈祷の御利益があると言われる。祇園御霊会。祇園祭。屏風祭。祇園の会。ぎおん。《季・夏》
つるぎさん【剣山】
徳島県中央部の山。剣山地の主峰。室町時代からの信仰の山で、剣山神社、大剣神社、竜光寺、円福寺などがある。標高一九五五メートル。通称、けんざん。
ごずてんのう(ゴヅテンワウ)【牛頭天王】
仏語。京都祇園社(八坂神社)や尾張津島大社などの祭神。もと祇園精舎の守護神といわれ、薬師如来、さらに素戔嗚命(すさのおのみこと)の垂迹という。祇園天神。
かんだまつり【神田祭】
T 東京都千代田区外神田にある神田神社の祭礼。毎年五月一五日(もと九月一五日)に、本祭、陰祭とを隔年に行なう。山王祭とともに江戸の祭りの代表とされ、山車(だし)の豪華なことで有名。《季・夏‐秋》
U
(1) 歌舞伎所作事。清元。三升屋二三治(みますやにそうじ)作詞。二世清元斎兵衛作曲。本名題「〆能色相図(しめろやれいろのかけごえ)」。神田祭の気分を舞踊化したもの。
(2) 長唄。幸堂得知作詞。三世杵屋六四郎、四世吉住小三郎作曲。神田祭の前夜から当日の賑わいを描写した曲。
てんままつり【天満祭】
大阪市北区大工町の天満宮の夏祭。もとは陰暦六月、いまは七月二五日に行う。宵宮には鉾流しの神事があり、本祭の日の夕刻から船渡御がある。日本三大祭の一つ。天神祭。天満の舟祭。天満の御祓。《季・夏》
いせじんぐう【伊勢神宮】
三重県伊勢市にある皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)の通称。
たまよりひめ【玉依姫】
(「たまよりびめ」とも)記紀神話で、彦波瀲武Wニ草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)の養母。後、彦波瀲武Wニ草葺不合尊と結婚して四人の男子を産む。その末子が、神日本磐余彦尊(かむやまといわれびこのみこと=神武天皇)。
補注 この名称は、この外にも記紀で高御産巣日神(たかみむすびのかみ)の娘万津幡豊秋津姫の子として、また「逸文山城風土記」所引賀茂神社の伝承に賀茂別雷命を丹塗矢で受胎した母として見え、元来は普通名詞的な巫女(みこ)の意であったものと考えられる。
かもわけいかずちのみこと(かもわけいかづち‥)【賀茂別雷命】
古代、山城国(京都市)に居住していた賀茂氏族の一人。賀茂県主の始祖、賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)の娘の玉依媛命(たまよりひめのみこと)の神胎の子と伝えられ、賀茂神社に祭られている。賀茂別雷神。
かもたけつのみのみこと【賀茂建角身命・鴨建角身命】
神魂命(かみむすびのみこと)の孫。神武天皇が東征して熊野から大和にはいるとき、八扞烏(やたがらす)と化し、天降って天皇を先導した。また天皇の使者として大和の豪族兄磯城(えしき)、弟磯城(おとしき)に降伏をすすめて、弟磯城を帰順させた。賀茂別雷命(かもわけいかずちのみこと)の外祖父で、賀茂御祖神社(下賀茂神社)の祭神。
まつのお‐たいしゃ(まつのを‥)【松尾大社】
京都市右京区嵐山宮町にある旧官幣大社。祭神は大山咋(くい)神、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。上代、松尾山にまつられ大宝元年秦忌寸都里(はたのいみきとり)がふもとの現在地に社殿を建てて移し、同氏の氏神にしたと伝えられる。平安京の鎮護の神とされる。旧称、松尾神社