コンサルタントチェックリスト

経営者のチェックリストがあって、コンサルのがないとは不公平なのでこれを作ります。

 すなわち、チェックの基準は、コンサルの目的が関係者の幸福、とくに一番身近な社員のそれを考えているか、であり、当該会社の継続に必要な存続遂行システムを構築出来るか?です。
ただし、企業の継続は、個々人の幸福実現の手段であり、目的ではない。
最も優れたコンサルとは、現状の人材でシステムを変えることにより、組織を生き返らせることが出来るものをいう。

 就任して即、具体的改善策をああしろこうしろと実行を強いるコンサルは役に立ちません。
何故ならば、それは目前の当面策、回避策に終始する点数稼ぎであるから。
本来の仕事とは、提案が現場から上がってくる風土へのシステム構築でなければならない。
気が付いてもらうための危機情報提供や応援歌は、評論家だとか、具体案を出さない、何もしない、とかいわれることもあります。
先ず、危機情報、目的の共有。そして提案を募り、なければ提案する、あるいは、専門家を頼む要望を募る、この順序でないと自主的、内発的行動には変わらないでしょうから。
それは、情報、目的、目標を共有した後の遂行度の改善であり、一朝一夕で効果が出るものではない。

 経費の削減策は簡単だ、しかし、それが角を矯めて牛を殺してはなにもなりません。
継続が可能な抜本策に繋がることが必要なのであり、縮小均衡と言う名の萎縮であってはならないからです。
経営者による、この実行を止められなければそのコンサルは役に立ってはいない。

 一般論のみ述べるコンサルも役に立ちません。
大局観を持ち、原則論に沿った個別の具体的対策が遂行されねば改革は実を結ばないからです。
すなわち、歴史をデータとし、その事実に学んだ哲学の裏付けがされた具体策でなければ、継続に向けたシステム構築は不可能です。
ただし、借言ばかり、すなわち書物から借りてきた言葉ばかりを並べるのは、自身咀嚼していない証拠であり、それが何故なのかに言及し個別対策にならなければ役に立たない。

 批判、指摘が先に立つコンサルも役に立ちません。
現場が、提案、実行、遂行出来ない理由、原因が必ずある筈で、それを発見、対策するのがコンサルの仕事だからです。

 机上の資格を取っただけのコンサルも役に立ちません。
特に、自然の摂理、歴史に疎く、哲学を持たない場合は最悪です。
たででさえ経営実務経験が不足しているので、机上の空論に走るのみとなります。
しかも、己の足らざるを知らなければ、ワンマン経営者と変わるところがないのです。

 すなわち、自然の摂理を弁え、古典、歴史に造詣が深く、更に、経営失敗経験のある者が最も適しているのです。
何故なら、失敗によって原因を考える機会を得、掘り下げた末に大局観をわきまえ、自ら学んだ自己過信と周囲からの嫉妬がもたらす継続への障害の実体験が、問題を予測、あるいは対応するに必要不可欠と思われるからです。
重ねていいます、企業の継続は個々人の幸福実現の手段であり、目的ではない。
それは、継続によってもたらされる付加価値に含まれている、特に認められる喜びに。

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