新京成線高架事業、

工事着手へ

−完成は2010年度を目標
新京成連続立体交差区間
 新京成線の連続立体交差事業が、年内にも着工される見込みであることが明らかとなった。県の事業認可取得にむけての国との事前調整がほぼ終了し、まもなく認可が下りると予想される。事業完成は2010年度を目標としているが、工事区間が長く、用地買収がからむことなどから、市では「延びる可能性がある」とみている。
 新京成線の連続立体交差事業は、船取線や県道千葉鎌ヶ谷松戸線の渋滞解消などを目指し、1999年に都市計画決定された。高架となる部分は、北中沢の新京成線と北総線が交差している付近から、富岡のまなびぃプラザ付近までの3257m。高架により、12ヶ所の踏切が除かれる。

 認可が下りたのち、沿線の住民を対象とした説明会が開催される予定。また、すでに用地が確保できている新鎌ヶ谷土地区画整理地内については、工事に着手する。それにともない、これまで東武野田線の新鎌ヶ谷駅から鎌ヶ谷駅間の複線化の障害となっていた新京成線との交差部分の工事もはじまり、野田線の複線化も前進することになる。

高架工事は、既存の線路の南側に仮線と仮ホームを設置していったん電車を移したのち、既存線路の上に高架橋を作るてはずとなっている。また高架後の北初富駅は、現在の駅よりも約200m新鎌ヶ谷駅寄りとなり、国道464号線をはさんで反対側に移転する。

 市議の間からは「ちばコープから商工会館へと延びる市道32号線の踏切部分の高架はできないのか」との声もあったが、「交通量が国の補助要件を満たしていない」(街路課長)ため見送られた。事業費については「鉄道会社と最後の調整中」(同課長)のため明らかになっていないが、市の負担は当初の5年間は16億円(鎌ヶ谷市実施計画より)になると見込まれている。

新鎌ヶ谷駅付近の踏切