子供に恵まれる

若い人は、「子供を作る」という。
「子供を作る」という言い方に出会うとき、無性に悲しくなる。

「子供」というものを、「作る」、「作らない」とする話し方には、仏法の香りがしない。
子供を「作る」から、子供を「堕ろす」ことになったり、やっかいになると「殺す」ことになってしまう。
「作る」の延長線上には、「堕ろす」と「殺す」が見えてならない。

やはり子供は「恵まれる」ものである。
おおきな、おおきな、ご縁があって、親子になれる。
このご縁を大切にして欲しい。

幼な子に合わせてみせるこの両手  (宮下長太郎)



……このような世間の人々の心は皆同じである。
道理がわからず愚かでありながら、自分が智慧があると思っているのであって、
人がどこからこの世に生まれてきたか、
死ねばどこへゆくかということを知らない。
また思いやりに欠け、人のいうことにも耳を貸さない。
このように道にはずれたものでありながら、得られるはずもない幸福を望み、
長生きをしたいと思っている。
しかしやがては死ぬのである。 (仏説無量壽経)