遺伝・血統

サラブレッドという馬の種類がある。
これには、「血統が正しい」という意味もある。
競馬に用いられる馬は、「父馬が優秀だから」とか、「母馬が速かったから」、ということが話題になるらしい。

競馬の世界では、遺伝というものを重視する世界のようだ。
だから、パッとしない両親から生まれた仔馬は、人間にあまり歓迎されていないのかと思うと、可愛そうである。
これを考えると競馬の応援にはどうも力が入らない。

われわれは、親から何らかの才能を受け継ぐこともあろう。
中には、大きな遺産を受け継ぐ人もあるかもしれない。
プラスばかりでなく、負の才能も、負の財産(借金)を引き受けなければならぬ人もいる。
プラスであれマイナスであれ、そういうすべてが祖父母や両親たちを介し、今の自分に影響している。

これを「ご縁」という。

仏法に遇えたこともご縁。
たとえ、マイナスと思える事柄でさえ、ご縁。
プラスのご縁も、怠ればたちまちゼロになる。
マイナスのご縁は、正しい努力でゼロ、あるいはプラスにできる。

浄土真宗では、前世の行状をとやかく言い立てて、
先祖が祟っているとか、迷っているとか、運命であるとか、
元気を消し去る言い方を決してしない。
お念仏が一切の罪やけがれを除いてくれるから。

詳しく知りたいお方は、お近くの浄土真宗のお寺へどうぞ。



清浄光明ならびなし
遇斯光のゆえなれば
一切の業繋ものぞこりぬ
畢竟依を帰命せよ
阿弥陀如来の光明の清浄なことは類がなく、
如来の光明に出会えば、本願を信ずる身となるから、
一切の罪やけがれが除かれてしまう。
「究極の拠り所である如来さま」に帰依しよう。
(淨土和讃)