念仏者は、無碍の一道なり。
そのいわれいかんとならば、
信心の行者には、天神地祇も敬伏し、
魔界外道も障碍することなし。
罪悪も業報も感ずることあたわず、
諸善もおよぶことなきゆえに、
無碍の一道なりと云々。
|
南無阿弥陀仏をとなうれば 難陀跋難大龍等 無量の龍神尊敬し 夜昼つねに護るなり |
南無阿弥陀仏を信じ称える身となれば 難陀や跋難など八大龍王をはじめ 無数の龍王の一族が敬いの心を起こし 夜昼つねにその念仏者を護るのだ。 |
|
願力不思議の信心は 大菩提心なりければ 天地に満てる悪鬼神 皆ことごとく恐るなり |
われらの思議を超えた他力回向の信心は 仏のさとりを求める大菩提心であるから 天地にみちみちている悪鬼神も みな恐れて念仏者に近づかない。 |
|
南無阿弥陀仏をとなうれば 十方無量の諸仏は 百重千重囲繞して よろこび護りたまうなり |
南無阿弥陀仏を信じ称える身となれば 十方世界の数限りない仏たちは 念仏者を百重千重にとりまいて 大いによろこんで護ってくださるのだ。 |