生死無常のことわり(末燈鈔 六)

なによりも、
こぞことし、老少男女おおくのひとびとのしにあいて候うらんことこそ、
あわれにそうらえ。
ただし、生死無常のことわり、
くわしく如来のときおかせおわしましてそうろううえは、
おどろきおぼしめすべからずそうろう。

まず、善信(=親鸞聖人)が身には、臨終の善悪をばもうさず、
信心決定のひとは、うたがいなければ、正定聚に住することにて候うなり。
さればこそ、愚痴無智のひともおわりもめでたく候え。
如来の御はからいにて往生するよし、
ひとびともうされ候いける、
すこしもたがわず候うなり。


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