浄土真宗のおつきあい (仏事の基礎知識)
- 法名
- 呼称は宗派によって異なります。
- 私たちは「法名(ほうみょう)」といい、「戒名」とは言いません。
- 浄土真宗では、「釈□□」の3文字で、経典から選ばれます。
- 京都の西本願寺で受けるのが正式です。
- 法名を受けずに亡くなられた場合に限り、寺院で法名をつけることがあります。
- このとき、お金などは一切不要です。
- 位牌は用いません
- 宗派によって異なります。
- 浄土真宗では、位牌を用いません。
- 必要なら過去帳を用います。
- お墓
- お墓は故人の鎮魂のためではありません。
- これは火事が多かった昔、仏壇の過去帳が消失しても残せるメモ帳代わりの役目を持っていました。
- ですから、お墓はなくても一向にかまいません。
- ご縁の場所にそっと散骨されることもおすすめします。
- あまりとらわれない方がいいでしょう。
- 特に五輪塔や供養塔などは全く不要です。
- お通夜
- 近頃は、参列者が焼香を済ませて足早に帰るお通夜も多くなりました。
- お通夜もお葬式も葬主(喪主)が中心です。
- ここ(覺榮寺)では葬主(喪主)のイニシャチブのもと、門徒と正信偈のお勤めをいたします。
- お葬式
- 儀式だけになりつつあるのはさみしいことです。
- とても簡単に肉親を送り出していますが、大変残念です。
- また、8割のお方が病院のベッドで臨終を迎えられます。
- もっと多くの人、特に幼い子供たちに臨終の場面を焼き付けてほしく思います。
- 命が終わることはどんなに大変なことなのか、教える機会が少なくなっています。
- 焼香
- 作法は宗派によって異なります。
- 浄土真宗では、焼香は一回だけです。
- 頂かずに最短距離で火種に置きます。
- 香は高級のものを用いるようにしましょう。
- 法事
- 故人のために行うのではありません。
- 命日を縁としてともに元気に会えることを喜び、仏法に目覚めること。これが法事の意義です。
- 喪中
- 浄土真宗では喪に服す必要はありません。
- これは「穢れ」という神道の考えが入り込んだためです。
- 仏教では忌み嫌ってはいけないのです。
- 霊魂、魂、幽霊などがあるとは考えていません
- 淨土眞宗では霊魂を考えていません。
- 故人の魂が迷ったり、祟ったりすることは一切ありません。
- 慰霊のためのまつりごとも必要ありません。
- あなたはどの考え方ですか?
| 霊が |
ある |
たたる |
第1の考え方 |
| たたらない |
第2の考え方 |
| ない |
(たたることもない) |
第3の考え方 |
- 私たちは第3の考え方です。
- お経
- 何かの願いを叶えるための呪文ではありません。
- 人任せ、お寺任せではいけません。
- 自分でお勤めすることが素晴らしいことなのです。
- 念仏(南無阿弥陀仏)
- これは何か不思議な効力のある呪文ではありません。
- これを唱えても病気が治るわけではありません。
- これを唱えても思い通りになるわけではありません。
- 「ありがとう」と同じ意味があります。
- 私たちは生活の至る所でこれを心で念じ、静かに口で唱えることにしています。
- 閏年でもお仏壇やお墓を迎えてOK
- 地方によっては「閏年に仏壇を買うのはいけない」と悩ませる人がでてきます。
- これは江戸時代の名残です。
- 現在の閏年は一年がたった一日延びるだけです。
- しかし旧暦では閏年はひと月つまり三十日延びました(昔の閏年は四年ごとではありません。 江戸時代の閏年)。
- そして昔は流通しているお金が少なく、支払いは年末の一括払いでした。
- ですから、閏年の支払いは十三ヶ月分になります。
- 貧しい家庭は十三ヶ月分の支払いが特に大変だったことだと思われます。
- したがって、閏年に大きな出費を抑えるため、こんな戒めが生まれた経緯があります。
- 現代のたった一日増える閏年を理由にするのは、「支払えなくなるよ」と相手を大変侮辱した言い方になります。
- また「閏年だから」と計画を中断するのは、自ら無一文と宣言していることになります。
- 計画は自らの決断で、自信を持って実行なさるのが一番です。