聞きなし


「ききなし」とは、日本の言葉ではない音を表現するのに、日本語で置き換えたものを指します。
目で見る「見なす」ことを耳で行うから、これを「聞きなし」と表しています。
難しくいえば、生の音(アナログ信号)をカナ文字(ディジタル記号)に置き換えていることに相当します。

阿弥陀仏の「阿弥陀」も実はインドの言葉、
   「ア」+「ミダ」
を、昔の中国が漢字3文字「阿弥陀」で表したものです。
「ア」は否定の「not」
「ミダ」は英語のmeasure即ち「測る、計測する、数える」という意味です。
だから、「阿弥陀」は「測れないほど多い」から転じて「無量」という意味があります。
無量とは「感無量」の「無量」で「きわめて多い」ことです。
これによって、
    阿弥陀仏=無量光+無量寿=さえぎられない光+尽きない命
と訳されています。


聞きなしの例
小鳥の名前 日本語で表した小鳥の鳴き声
ウグイス ホーホケキョ
カッコウ カッコー
ホトトギス ホトトギス
仏法僧(実はコノハズク) ブッポーソー
センダイムシクイ ツルチヨギミー(鶴千代君ー)。ショウチュウイッパイダーイ(焼酎一杯だーい)
コマドリ ヒンカラカラカラー(馬の鳴き声に似ていることから、駒鳥の名が付いた)
イカル(イカルガ) ヒジコキー(聖、来きー)。オキクニジューシ(お菊二十四)。ツキヒホシ(月日星)
ハト 「クー」と鳴くから中国で同じ発音の「九」を用いた鳥で、「鳩」。
ツル 鶴はモンゴルで「ツル」と聞きなしていた。
ツバメ 「土喰って、虫喰って、渋ーい」

圧巻は……ベートーベンの第九「合唱」のドイツ語です。 安野光雅;散語拾語,p120,朝日新聞社(1996)
DeineZauberbindenwieder,Was dieModestrenggetailt;
ダイネツァウベルビンデンヴィーデルヴァスデイモウデシュトウレンゲタイルト
台寝津合うベルビン出ん微出るバス出い詣で酒取れん下駄いると
Alle Menschen werden Brueder,Wo dein sanfter Fluegel weilt.
アーレイメンシェンヴェルデンブリューデルヴォーダインザンフテルフリューゲルヴァイルト
ああ冷麺支援ベル出ん鰤うでる暴大ん残ふてる風流げる場いると
Ja, wer auch nur eines Seele Sein nennt auf dem Erdenrund!
ヤーベルアオホヌルアイネズイーレーザインネントアウフデムエルデンルント
矢ベル青穂塗る合い寝図入れ座居ん寝んと合う夫出夢得る 出んルンと
Und wer's nie gekonnt, der stehle Weinend sich aus diesem Bund!
ウントヴェルスニーゲコントデルシュティーレヴァイネントズィッヒアウスディーゼンブント
運飛ベ留守下来んと出る酒手入れ倍寝んと実費合う酢出い膳文と
……以下省略



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