ベトナム学校建設プロジェクト 2001/9/5作成

わたしたちが見たベトナム

■ 地理・自然

インドシナ半島の東側、南シナ海に沿って南北に長くのびる。北は中国、西はラオス、カンボジアと国境を接する。国土の3/4は山地(北部〜中部)、南部は広大なメコンデルタである。北緯8度〜23度の熱帯の国である。面積33万km2、人口7400万人(1997)。人口密度は日本より低いのだろう。日本との時差は−2時間。あまり時差ボケを感じることはないだろう。

■ 民族

国民の大部分(90%)をキン族(狭義のベトナム人)が占める。ほかに多くの少数民族が主として山岳地帯に住む。ホーチミン市には中華街もある。看板に漢字が使われている商店は中華系ベトナム人経営なのだろう。

■ 政治

正式な国名はベトナム社会主義共和国。社会主義の国である。選挙はない。各地の人民委員会(地方自治体に相当)は中央から任命されるし、予算も中央が握っている。

■ ベトナム語

ベトナム語は表音文字(発音を表した文字、日本のひらがな・カタカナ)で表記される。ベトナム語には声調(発音の高低で別の意味になる)が6つある(6声)。中国語の4声に比べてさらに複雑である。母音も多く発音が難しい!。一方、文法や敬語表現は簡単なんだって。

■ 経済

コンビニはない(当たり前か)。スーパーマーケットもホーチミンに少数あるだけ。小さな店が道の両側に切れ目なく続く。よろずやさんではなく専門化した店。ホーチミンは商売上手で、ハノイは商売は下手なんだそうです。ハノイが江戸、サイゴン(解放前のホーチミンの名前)が大阪なのだろうか。

■ 物価・通貨

通貨はドン。正式なレートは120ドン=1円程度。市内の両替ではこれよりレートは低い。1万円を両替すると100万ドン以上になる。街の食堂で食事をして日本円で100円以上かかることはないから・・・金銭感覚は日本に比べると1/10のオーダーである。ホーチミン市の高級レストランで飲み食いしても一人2000円ぐらいだから・・・

■ 交通

道路には原付が溢れている。走っている車両の90%は原付ではないだろうか。HONDAが多い。そのほかの日本のメーカーはあまりみかけなかった。みなれないマークの原付は中国製とのこと。自転車も走っている。日本よりは多いだろうか?。クルマはトヨタが多かった。初代コロナを何台かみかけた。もう30年以上前のクルマだろう。トラックはHYUNDAI(韓国)が多かった。

ほとんどの交差点に号がない。街中には信号のある交差点もある。直進車優先という概念はない。ぶつけた方が悪いと考えているのか、平気で対向車線に突っ込んで左折していく。大きな交差点はロータリーになっていてやはり信号はない。ロータリーを左右から前に割り込んでくるクルマ、原付をよけながら運転するのは・・・慣れるまで日本人は時間がかかるかもしれない。

原付には免許不要。ヘルメットもかぶっていない。原付には2人までの大人が乗れるそう(規制上)。大人2人子供2人の一家で乗っている光景をアチコチで見かけた。

南北の海岸線沿いにのびる鉄道のほかに鉄道網は発達していない。ホーチミン市内の線路はすぐそばまで民家が迫り、みんな平気で線路を歩いている。あまり本数がないのも事実なのだろう。

■ 電気

電圧は220V。最近の100〜230V対応の電気製品はそのまま使用可能。コンセントの形もいろいろあるが日本のものがそのまま使えるようだ(タブン)。ホーチミン一高いビルからホーチミンの夜景を望むが、ネオンサインはほとんど見えない。

■ 食べ物

街で一番よく見かける看板はPHO(フォー)COM(コム)。それぞれ麺と飯の意味。ベトナムラーメンといろいろなおかずで食べるご飯の意味。

■ アオザイ

キン族(狭義のベトナム人)の民族衣装のアオザイはサービス業か女子高校生の制服ぐらいにしか使われていない。真っ白なアオザイを着た高校生が自転車で走る姿はファンタスティック!。

■ ベトナム戦争

ベトナム戦争終結から25年。戦傷者らしき物乞いに街で出会う。そういえば、昔、日本にもあったなあ。ホーチミンの戦争証跡博物館には・・・ベトナム戦争がなまなましく、悲惨に語られている。戦争は悲惨なものとわかっていても、こうして目の前に突き出されると・・・日常が足許が崩れていくような気がする。証跡博物館にはアメリカ人とおぼしき老夫婦の姿があった。老兵士は30年前、ベトナムにいたのだろうか?。


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