自転車ツーリング再生計画/メカニックよもやま話 2000/12/4作成

東叡社のフレーム製作手順
第3回トーエイ・オーナーズ・ミーティング(TOM 2000/12/3 13:00〜16:00 東叡社工場にて)に参加してきました。冒頭に発起人の今泉さんから、来年は東叡社から新しい部品を使ったランドナー?の提案を若い山田さんにお願いしたいと要望がありました。山田さんも快諾していたので、来年に期待しましょう(^-^)。

目も眩むような(^-^)自転車がズラリと並んでいましたが,折角の工房見学会なので,トーエイのフレーム作りプロセスのお勉強をしてきました。以下、展示されていた製作過程から想定される製作手順です。間違っているところもあるかもしれません。ご指摘いただければ幸いです。
●横型治具(前三角仮付け用)
ヘッドチューブ(上下)とシートチューブ(上,ボトムブラケット)を固定して前三角(ヘッドチューブ、シートチューブ、トップチューブ、ダウンチューブ)を仮ロウ付けする治具。前三角は水平な状態でセットされます。

●縦型治具(前三角本付け,後三角用)
シートチューブ(上、ボトムブラケット)とリアエンドを固定。前三角の本ロウ付けと後三角(チェンスティ、シートスティ)のロウ付けを行う治具。フレーム(前三角+後三角)は立った状態でセットされます。

●フォーク曲げ治具
フォークブレイズ先端をホールド,クラウンを長い棒でにてこの原理でフォーク曲げの形の金型に沿って冷間曲げ。

●定盤
ボトムブラケットを固定してフレームの芯,エンド幅等のチェックをするもの?

●フォークブレイズロウ付け用の治具
はあるのでしょうか。見つけられなかったのですが・・・。

●キャリア用パイプ曲げ治具

■ フレーム組み立て工程

チューブ,ラグ,小物はすべてあらかじめ規定の寸法,形状に加工されているという前提で・・。同じ数字の行程はどれが先でもかまわないことを表します。

●前三角(シートチューブ,ダウンチューブ,トップチューブ,ヘッドチューブ)の製作

1BBにワイヤー内臓用パイプを取り付け
2トップチューブにブレーキワイヤートンネル加工
2ダウンチューブにディレイラーワイヤートンネル加工
2ヘッドチューブにヘッドラグ上下のロウ付け
2シートチューブにシートラグ(シートピン用貫通穴)・ボトムブラケットのロウ付け

3治具(横式)にヘッドチューブ,シートチューブ,トップチューブ,ダウンチューブをセット
4ヘッドチューブ-トップチューブ・ダウンチューブ,シートチューブ-トップチューブ,BB−ダウンチューブの順で仮付け

5横型治具から外して立式治具に移して本付け
?ディレイラーワイヤ内臓用パイプをどうやって付けるのかわからない?。


縦型治具を後ろから

●後三角(前三角にチェンスティ,シートスティを付ける)の製作

1シートスティの製作
(1)シートスティの上端を斜めに切断
(2)蓋をつける
(3)蓋ロウ付け後にスティの形にあわせて切断
(4)Rエンド取り付け用の溝を切る
1チェンスティの製作((1)(2)の前後関係は不明)
(1)リアエンドの取り付け
(2)チェンスティの潰し

2立型治具に前三角とチェンスティ,シートスティをセット
3チェンスティ-BBをロウ付け
4リアエンド-シートスティをロウ付け
5シートスティ-シートラグをロウ付け
6チェンスティブリッジ,シートスティブリッジをロウ付け
7Wレバー台座,ボトルケージ台座,ポンプペグをロウ付け(前三角本付けの後と思われるが順番は不明,ボトルケージ台座の穴あけは縦形治具に移ってから?)

●フォークの製作
1フォークブレイズ,クラウン,ステアリングコラムのロウ付(ロウ付けの順番は不明)

2フォーク曲げ治具でフォークを曲げるオフセットはどこまで曲げるかで調整?。
3フォークブレイズ先端にエンド用スロットを切る
4フロントエンドをロウ付け
5ブレーキ台座をロウ付け
6キャリア台座をロウ付け

●キャリアの製作
現物合わせで製作

●仕上げ定盤でセンター、エンド幅等のチェックをする。
シートに割りを入れる
BB当たり面を仕上げる・・・・・・・

■ その他

フロントエンドはタンゲの物が使われていた(転がっていた?)。リアエンドは東叡オリジナルのロスとワックス製ののもと,某メーカー品とのこと。

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