自転車ツーリング再生計画 2005/7/31更新

ブレーキは右前?左前?

ブレーキは前後輪に2つ付いていて、ブレーキレバーは2つハンドルに付いています。右手、左手それぞれ別のブレーキレバーを操作しますので、組み合わせは2つしかありません。

・右手が前ブレーキ+左手が後ブレーキ(右前)
・右手が後ブレーキ+左手が前ブレーキ(左前)

日本の自転車はほとんどが右前です。ヨーロッパのプロロードでは左前の自転車の方が多いようです。どちらがいいのか?ということが話題になることがあります。それぞれの人がそれぞれの方法で自転車に乗っていて何も問題は起きていないのです。結論はないのかもしれません。私の知っている事実関係は以下の通りです。自ら評価・判断して自分に合った方をお選びください。

JIS D9301一般自転車では右前

5.2ブレーキ
5.2.1手動ブレーキ
a)ブレーキの配置
ブレーキレバーは、一般に、前ブレーキ用をハンドルバーの右、後ブレーキ用をハンドルバーの左に配置する。

右前が「一般に」標準になっています。 なぜ、右前なのか?の説明はありません。日本の常識がJISになったのか?JISが日本の常識を作ったのか?は私にはわかりません。

○ブレーキの設計条件は左前?
部品メーカーは左前を前提にしているように思えます。フロントVブレーキのワイヤリングは左ブレーキレバーからの方が自然に思えます。右ブレーキレバーからS字カーブを描くワイヤリングも違和感はありませんし、実用上の問題もないことでしょう。フロントサイドプルブレーキでもドロップハンドルの水平部分から出るブレーキワイヤは左ブレーキレバーからの方が自然に思えます。リアブレーキでは違いはありませんね。

○左側通行の国は右前?
左側通行の国ではハンドサインは後続のクルマから見やすいように右手で出します。その時のブレーキ操作が必要になれば左手でブレーキを操作します。多くの人にとって利き手ではない左手で効きのいい前ブレーキを操作するのは望ましくない(咄嗟の時にブレーキを強くかけすぎて前転するおそれがある?)ので右前になっているという説があります。この説を信じるならば左側通行の島国(イギリス、オーストラリア、日本)は右前、右側通行の大陸諸国(アメリカ、ヨーロッパ、中国)は左前になります。

○利き手との関係?
力を入れやすく(握力はあまり変わらないことが多いのでしょうか?)、コントロールしやすい利き手で制動力の多くを占める前ブレーキを操作するのがいいか?より滑りやすい後ブレーキをコントロールするのがいいか?という視点もあるのだと思います。同じ考え方でも利き手が右か左かで反対の組み合わせになりますね。

右前、左前どちらでもいいと思いますが・・・・・複数台の自転車をお持ちの方は自転車によって組み合わせを変えてはいけません。ブレーキ整備時・輪行時にもブレーキワイヤとブレーキレバーの組み合わせが変わっていないことを確認しましょう。いつもの組み合わせと変わっていて、悪条件に出会ってしまうと自転車の挙動がいつもと異なり、反射的な危険回避が難しくなることがあります。輪行で自転車を組む時にブレーキワイヤを左右のブレーキレバーに逆につけてしまったのに気付かず、雨の下りでスリップして転倒しそうになったことがあります、私。反対車線のガードレールにはぶつかってしまいました、何が起きたのかわかりませんでした、対向車が来ていたら・・・・・。


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