フライトプラン "FLIGHTPLAN"

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ストーリー
 夫を亡くしたカイルは、6歳になる娘と共に、ドイツを離れるためベルリン空港からニューヨークに向けて飛び立った。まだ父が死んで1週間もたっていないため、娘ジュリアは不安の中にいた。カイル自身も悲しみの中にいたが、娘を気遣い、眠るように諭すのだった。
 娘と一緒に眠ってしまっていたカイル。ふと目を覚ますと、ジュリアがいなかった。機内を探したが、ジュリアはいない。それどころか、搭乗員から、"ジュリアは搭乗していなかった"と告げられる。
感想
  え? あ? う? 終わり? …というカンジ。

 正直ビビった展開でひた〜(^^;)。近くの席にいた女性グループの一人は帰り際「最悪…」とつぶやいてましたゼ。

 各役者の演技は、良かったと思いますよ。ジョディ先生の熱演がやや空回りしていたぐらいで(爆)。あー、でも、機内を縦横無尽に暴れまわるジョディ・フォスターというのも、なかなか絵になってましたねぇ。ハル・ベリーばりにキワモノアクション作品に主演とかしてくれたら嬉しいです(←本気で熱望してます)。
 機長役のショーン・ビーンは、顔がいい! ただ、職務に忠実で誠実なキャラをキチンと演じきっていましたが、異彩を放ってたり、作品に"プラスアルファ"の魅力をもたらすまではいってなかったのが残念なところ。もちっとこー、ストーリー展開上での重要な役回りを与えてあげて欲しかったです。"これでは道化だよ"
 ジョディのワンマン映画である本作で異彩を放っていたのがピーター・サースガード。終盤、ストーリーの展開上テンパってからはまるでダメダメでしたが(注:彼自身にダメ出しをしてるワケではないです)、序盤・中盤のスカした演技は見ごたえありました。最初から最後までテンパっていたジョディの演技(爆)を、何とかおさえていたのが彼であったと言えるかも(^^;)。親しみやすそうな表の顔と、相手の心のうちを覗き込むような瞳を光らせる裏の顔…彼の演技が本作の収穫でせう。

 にしても、B級アクション(じょでぃ主演だけど、この際、本作もB級認定だ^^;)の悪役って、最初はカッコイイのに、どんどんテンパってカッコ悪くなっちゃうことが多いのが難点ですよね〜。最後の最後まで小憎らしいノリを維持して欲しいモンです。

 あまりミステリーというジャンルに詳しくはないのですが、本作はミステリーとしてはどうだったんでしょうね。まさか夢オチ・妄想オチはないだろうとは思いましたが、それに次ぐ地位を誇る(何の地位だか^^;)"爆破オチ"ですぜ、アニキぃ。「バイオハザードかよ!」と心の中でツッコミを入れてしまったぢゃないかっ(まさに爆)。
 共犯者の存在も、やたら取ってつけた感がありましたねぇ。アラブ人も、"いいスパイス"というより、"いいダシ"として使われていた印象です。あんなんでええのん(^^;)?

 映画のラストで、「だから見たって言ったのに」的なことを25列目の子供たちが言ってましたっけ? あのラストの場面は中途半端なモノになってましたが、ジョディがこの作品で強調したかっただろうと思われる"全てが信じられない状況"を垣間見た気がします。周りにたくさん人間がいても、「無関心」という障壁によって、"子供が一人さらわれてしまった事件"が無かった"ことになってしまうといふ…。

 主人公カイルの不安な気持ちと、周囲の無関心、そしてそこから生じて機内全体にはびこっていく疑心暗鬼。そこらへんにもっとテーマを絞っていけば、もっと興味深い作品になる可能性を秘めたネタではあったと思います。ちょいと料理法を間違っただけなのかもしれませんね(^_^;)。これぢゃあレベル的には、「エアフォースワン」と同レベルっス。…ある意味ハイレヴェルですが(爆)。

 個人的に気になったのは、主人公カイルの置かれている境遇が深刻過ぎること(爆)。夫の死後間もなくで、その遺体と共に飛行機に搭乗して里帰り(?)。娘と共に心身ズンドコ状態。
 映画は事前にほぼ何も情報を入れないままで観ることが多く、今回も大まかなストーリーしか知らないままで観ました。なので、もっと軽いテイストの作品を想像していたのですが(ポスターとかそんなカンジだったし^^;)、ちょいと主人公があわれ過ぎて楽しめなかった部分もありました。ストーリーとキャラに深みを出すために色々と設定をこねくり回すのもいいでしょうけど、もうちょいすぃんぷるにいくべきトコを見極めて欲すぃものです。


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