ブラックダイヤモンド

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ストーリー
 盗賊グループのリーダー フェイトは、仲間と共に貴金属金庫からのダイヤ強奪に挑戦していた。仕事は首尾よく進み、大量のダイヤを手にして逃げる間際、黒い宝石…ブラックダイヤモンドを発見する。これを手にしたことで、彼もまた、ブラックダイヤモンドをめぐる争いに巻き込まれることになるのだった。
感想
 す、すげージャンクな作品でした。いや、ある意味すげー。ぐれーと? みたいな(^^;)?

 んー、色々あるけど、まずこの作品の最大の欠点…いや、魅力かもしれませんが(^^;)、それは"登場人物同士が全く噛み合っていない"という点ですね(滅)。リー演じるスー捜査官と、かつての幼馴染かつ同僚で悪に身を落としたリン。いや、元同僚ってのはいいんですが、全然その設定を活かしきれてません。幼馴染という設定も、まったくの蛇足としか言いようがないわけで。二人の対決も、物足りないカンジでひた。リー演じるスー捜査官自身、なぜあんなに"ワルぶっている"のか謎だし(笑)。リンとその部下たちも、なんか必然性の無いメンツで、ケリー・フー以外はタダのバカな奴らばかり。ケリー・フーも、なぜあんなに子供を嫌っていたのか分からないし。あの技術者も、もっとコテコテのインテリ風にしてくれないと、何が仕事のヒトなのか分からず、タダのチンピラかと思ってしまいまひたよ。DMXは、リーほどは周りから"浮いて"ないので、この作品の主人公としてはむしろ適役だとは思うのですが、それでもやはり、とーとつに娘とらぶらぶなシーンを見せたり、ナイスバディーなダリアと親密なのかそうでないのかハッキリしないままだったり、子分との交流シーンが少なかったり。存在基盤が希薄なことに変わりなし。序盤で、銃を持たないことがポリシーのように見せておきながら(だよね?)、後になってアッサリひるがえしてみたり。おしゃべりな盗品商人アーチーは、にぎやかなこの映画にマッチするかと思いきや、意外にも雰囲気にそぐわないカンジですべりまくり。戦車でファットなアンソニー・アンダーソンとからんでいるときのみ、唯一活きていたカンジ。そのアンソニー・アンダーソン、彼のことをある程度知っていれば、彼が饒舌にしゃべるシーンで笑えたかもしれませんが……あんま笑えないよ、ママン(爆)。
 そして、第二の欠点…いや、もちろん魅力かもしれないことは否定しませんが(^^;)、"手段のために目的を選ばない製作姿勢"は、一応欠点としても差し支えないでしょう。金網デスマッチへの導入の無理矢理さ加減は、まだマシとしても、もーそこから音楽に乗ってしっちゃかめっちゃか。そして、その金網デスマッチがこれから始まるゾ!というところで腰を折るDMXのバギーカー大暴走! ぜ、ぜんぜん必然性が感じられない。音楽とカメラワークのダンスとあいまったデスマッチシーンとカーチェイスの盛り上がりに、心はやや高揚したものの、な、なんか間違ってないか(^^;)?というカンジがしまひた。てゆうか、あのバイク野郎、ただの脇役の割に、やたらしつこく追ってきたな(爆)。ヘリ撃墜のくだりも、ジェット・リーはあんまりぶらさがってなかったなぁ。ふつー、ああいう状態にぶらさがったら、上から銃で狙われるのを必死でかわしたり、ヘリがビルの上まで飛んでいったりしてハラハラドキドキ(死語)するモンなのですが。ラストでリンがB級ホラーのモンスターのように消滅するのも、なんだか意味不明な盛り上がり方でした。作品のアチコチの人種についてのコダワリも余計かなぁ、という気も。

 リー・リンチェイが、こーゆーB級テイストな作品で消費されていくのはなんか侘しさも感じましたね〜(^^;)。ジョエル・シルバーとDMXには利があるでしょうけど、ってカンジ。いや、なんも考えずに楽しめる作品だし、けして嫌いではないんですけど、もっとアクションシーンを充実させたりしてジェット・リーの魅力を活かしていって欲しいな、とか思ったり。あと、やっぱマトリックスに出るべきだったでせう、とかも思ったり。

 ちなみに、途中の"1 Hiroshima! 2Hiroshimas!"というくだり…広島の館内では、一瞬、空気がやや硬くなったような印象(^^;)。いや、そーゆー表現好きですけどね。

 

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