第一回上州高崎チャリティ部品交換会無事終了

たくさんの方の御来場誠にありがとうございました。

開催日時

平成12年10月15日(日)0:00〜11:00

場所

群馬県高崎市西横手町111

日立製作所 高崎工場 第三グラウンド

出展数

128店舗

来場者数

760名

会計報告

1)出展料、見学料収入:\332,030

2)運営経費     :\131,551

3)収益       :\200,479

収益金\200,479は高崎社会福祉協議会を通じ11/8に福祉施設へ寄付致しました。

協力団体

高崎市社会福祉協議会

日立労組高崎支部

株式会社高崎セミコン

日立セキュリティサービス

運営スタッフ

第一回上州高崎チャリティ部品交換会実行委員会

中村 修 高橋 和也 指出 宏明 高橋 英一 杉原 仁 今井 香織 橋本 学 神山 浩司

須藤 俊一 小嶋 昭和 進藤 裕昭 植栗 徹 町田 史郎 曽場 匠 木戸 幸夫 旗福 真也

笠原 桂一 計17名

運営実行委員会日記 激動の48時間

 チャリティ部品交換会を二日後に控えた10月13日の金曜日はいつになく忙しかった。 「群馬県で北関東最大の部品交換会を開催するからよ!」とうそぶいて早数年、ホントに開催する日が迫ってきた。午後は問い合わせの携帯が鳴りっぱなしだ。一時は参加者が少なくて開店休業か?と心配になったが、とんだ取り越し苦労だった。申込み期日が迫るにつれ問い合わせの電話とFAXがひっきりなしに掛かってくる。10/10は15メートルのFAXロール紙が一日で終わってしまうほど。初回から出展エリアの確保に頭を悩ませるくらいで主催者側としては「うれしい悲鳴」と、このときはまだまだ余裕だったのだ。夜は夜で申込み期日を過ぎても送られてくるFAXの整理に追われ、多少の興奮も入り混じってほとんど眠れない状態が続いていた。
 10/月14日の土曜日の早朝から買い出しに出かける。午後3時には組合にでイベント機材を借り出しに向かい会場にてスタッフと合流、テント設営や看板の取り付け、展示スペースの地割りを行った。出展スペースは急に増えた参加者に対応し1列増やしてみた。エントリー120台なのでぎりぎり入るはず。会場設営中にも数人、下見と思われる人が現れた。会場案内図を取り付けている時の事、「こんにちは」と声をかける男がいた。振り向けば水戸ナンバーのワゴン車で来ている。まさか「もう来たんですか?」との問いかけに素直にうなずく。他にも数台こちらに来ているようだ。しっかし気合い入ってますな。いい中年オヤジが。普通の人じゃ理解できない行動だ。ウチのカミさんに言わせると小生も同じ様な「普通じゃ理解できない」人種らしいが。
 夜7時頃には一旦家に戻って少し仮眠しようと思ったが、問い合わせの電話が休み無く掛かってきて眠れない。午後9時ころにスタッフの高橋和也君から「眠れないっすよ〜。もう行きましょうよ」と電話があり同意して会場へ向かうことにする。会場が近づくにつれ怪しいワゴン車がたむろしているのが妙に気になる。「もしかして、来場者がいるかな」と思ったら案の定、いたいた。ワゴン車やトラックが数台たたずんでいる。声をかけると「向こうの公園にもいるよ。早く会場あけてよ」と急かされた。会場の鍵を開けた時に高橋和也くんも登場。缶珈琲を湯煎にかけ、テントにランタンの灯を灯すと急に気分が盛り上がってきた。まだまだお祭り気分で余裕の二人であった。
 午前0時になると第一陣のスタッフが到着しスタッフミーティングを実施する。とりあえず入場は出展者は0時、見学者の入場は3時として各自配置に付く。0時近くで5〜6台は出展者が入場した。スタッフの橋本君たちは七輪でウィンナーを煎りながらビール片手にご満悦。まだまだこのときは来場者がポツポツ来る程度なので余裕で対応できた。出展者のマナーも良く近所を気遣っておとなしくしてくれている様子。この時まではスタッフ全員余裕で担当をこなしていたが、この後に訪れる恐怖はだれも予想できなかった。
 午前2時。草木も眠る丑三つ時のはずが急にあわただしくなってきた。遠方からヘッドライトの集団が近づいてくる。遙か彼方からディーゼル音が木霊する。突然怒涛のごとくワゴン車が押し寄せてくる。受付も5台、6台がまとめて来られると氏名の確認だけでもかなり手間取った。「場所がわかんねんよ!」「早く受付しろ!」「会場が狭めーな!」の苦情の嵐の中、何とかスマイルと低姿勢で応対しエリアに収まってもらう。困ったのが氏名を証さない人たちだ。顔つきを見ても「その筋」の雰囲気がプンプンに漂っている。「申込みしてない方は出展できませんよ」と丁重に断ったが納得していない様子だ。内一人は「場所が気に入らない」と退場してしまった。もう一人はモメ事が好きそうなその筋風のオヤジ。あたりの暗闇とマッチングし正に「ヤミ市」という表現がピッタリだ。
 午前3時。第2陣のスタッフが来てくれた。人数が集まるとホントに心強い。見学者の駐車場が満杯になりそうでやむなく会社の駐車場に駐車できるように警備室を拝み倒しにいく。会社の駐車場は交代勤務者がいるので日曜の早朝といえ関係者以外の駐車は許されない。が運良くすんなりokを貰えホッとする。問題は出展者のエリアが足りるかどうかだ。誘導係がうまく詰めてくれているが出展名簿からするとまだまだエリアが不足しそう。あまりにも当日申込みの人が多く、このままでは予約してくれた人が入場できないと判断し当日申込みの人は6時まで待って貰うことに決める。しかし、「ふだん会社の中でも米搗きバッタのように謝る毎日なのに、趣味の世界でも何故ぺこぺこしてるんだろ?」と疑問がわいてきたが、そんなことも思っている余裕もない。とにかくあちこちでスタッフが謝りまくって飛び回っていたのだから。小生の携帯電話もこの頃からほぼ鳴りっぱなし。内容は「道がわかんねよ」との苦情にちかい問い合わせだ。「関越インターをー!伊勢崎に向かってー!」と同じ言葉を受付けをしながら連発していた。
 午前4時。あちこちの苦情に対応する中、スタッフの須藤君から携帯へ連絡が入る。見学者の駐車場が満杯で場外へ誘導するのに人が足りない!至急応援要請を頼むとのこと。こっちも受付と苦情対応、電話の応対とテンテコ舞状態。とてもこっちからは派遣できないので、無理を言って来場者受付のほうから1名回ってもらう。出展者エリアもあと残り10台くらいとなってきた。「もし入りきらなかったらどうしよう」とエライ不安なところに追い打ちをかけるように「途中で帰るから出口ちかくに出展させてくれ」「2ブースもらうのが俺のキマリだ」「便所はどこにあんだよ」「ちゃんとFAX入れたんだから入場させろ!」と文句の嵐!その筋のお客に対する不安、近所住民からの苦情と警察の介入ににおびえる恐怖、わがままな出展者応対の疲れetcで体はへろへろ。おまけに大型トラックを路上駐車して人混みに消えたオヤジを探しにハンドマイクでがなり立てて声も枯れてきた。この時ほど「とんでもないもんを主催してしまった」と後悔した瞬間はなかった。
 午前6時。あたりが明るくなり、この頃になると出展者の来場が落ち着いてきたようだ。当日出展受付者に約束通り入場してもらい、ほぼブースは満杯となった。ちょっと余裕が出てきたとき、そういえば一般見学者の受付状況は?駐車場誘導は?と周りが心配になってきた。軽トラを借りてあたりを一回りしてくることにする。場外の駐車場は500台は入るスペースがほぼ満車の状態だった。よくぞ少ないスタッフで誘導してくれたもんだと関心する。なにせ来場者の駐車場は会場内の150台くらいで足りると思っていたので5人しか配備していなかったのだ。場外のスタッフにおにぎりとお茶を配って戻ると今度は路上駐車の対策である。見学者受付も少ない人員でよく対応できたものだ。途中南入り口からも見学者が入場するようになり入場料を取り忘れた時間帯があったがそれを含めると来場者は1000人はいたであろう。
 午前8時。だいぶ落ち着いてきた。見学者はすでに帰るひとも出てきている。場外の駐車場誘導のスタッフに戻ってきてもらい、交代して休もうと余裕がでてくる。掘り出しものを物色しようと数名のスタッフは出かけていった。当初の目論見は「スタッフも出展、買い物を楽しもう」と考えていたがちょっとこの人数では厳しかったようだ。この頃ご近所の方々が人だかりの多さにびっくりして寄ってきた。苦情かと思い事情を説明すると「チャリティとは良いことやってるね」と予想外に好意的なご意見。数人の人は見学料を払って見物もしてくれた。ご近所への迷惑を一番恐れていただけにホットする思いだ。この頃小生は心労がたたって物色する気もなくへろへろ状態。スタッフのお言葉に甘えて車のシートで1時間ほど休息させていただいた。
 ようやく午前10時。残り1時間なんとか無事終えることができそうだ。すでに帰宅準備を始めている出展者も散見できる。実行委員長として閉会のアナウンスをすべくハンドマイクを片手に気合いをいれる。10時30分に閉会のアナウンスと来場の御礼をして廻った。あちこちで「こんどはいつやるの」「芝の会場がよかったよ」「毎月開催してよ」等、ありがたいお言葉をかけて頂き感無量。いままでの疲れが吹き飛んだ瞬間であった。
 午前11時。ようやく閉会の時が来る。思えば激動の48時間だった。最後はゴミの片づけと会場整備が待っている。タバコの投げ捨てが多かったが、以外にも出展者の方のマナーが良く想像以上にゴミが少なかったと思う。粗大ゴミを置いていかれるのでは?と不安もあったのだが自転車の忘れ物が1台あっただけで問題なく終えることができた。コワそうなおじさん達が多かったが見かけだけで意外と中身は紳士だったのかもしれない。今回なによりも無事問題なく開催できたのは運営スタッフに恵まれたこと。この少人数でよくぞ運営できたと我ながら感心する。イベント運営なんてほとんど初めてのシロート集団なのに「人間やればできる」ということを学んだ一日であった。この団結力が本業に活かせればすごい製品作りができるのになと本気で思ってしまう。ホントにスタッフのみなさんご苦労さまでした。
 下はへろへろ状態の実行委員長。交換会終了後は暫くの間ワゴン車とトラックとディーゼル音とチンピラおやじが大嫌いになった。
 高崎市社会福祉協議会にて収益金の受け渡し風景。高崎市議会議員の植原大二郎先生と社協の太田芳雄会長の立ち会いの元、無事に寄付することができました。今回のイベント内容に大変興味を持たれており「社会的に意義のある催しであり今後も会場確保や協賛等の支援をする」と約束して頂きました。
 
 
 第一回開催の反省をここで纏めてみたい。来場者の意見からいうと1)場所がわかりにくい。2)受付の手際がわるい。3)トイレの場所がわからない。4)事前受付とは聞いていない。5)faxでは一方通行で受け付けたかどうかわからない。6)出展スペースが不公平(軽と2トン車が同料金)というのが主な内容だった。スタッフの意見では1)来場者の事前見積もりが甘い(来場者の駐車場不足、駐車場誘導のスタッフが不足) 2)事前受付を徹底すべき。身元不明人は入れない。 3)受付の名簿チェックに手間が掛かる。 4)来場受付のスタッフ不足。 5)タバコの投げ捨てが多い。 といったところであった。対策としては1)会場場所の案内はもう少し詳しく記載すべきだった。ただ今回は初回ということもありすべての人が初めての来場だったので次回以降はすこし改善されると思う。トイレの場所についても同様で案内板を数枚設置する必要があった。これも開催回数を重ねることで常連が増えることにより少しは緩和できそうだ。2)受付は往復ハガキで申し込んでもらい返信したハガキを持参してもらうことで受付完了としたい。考えてみれば暗い中で名簿チェックするのはどだい無理があるというものだ。又、搬入車両で出展料を分けるようにする。2トン車やトレーラは2台分料金とした方が公平だろう。3)来場者の駐車場はあらかじめ会場外に設定する。工業団地なので駐車場はいくつもあるので次回は他社に協賛頂き会場近くの駐車場を借りるように折衝する。4)ピーク時のスタッフは倍必要。時間帯3時から7時の間は特に来場者駐車場誘導係は倍のスタッフが必要だった。ボランティアが集まるかがポイントだがスタッフも出展、買い物を楽しめるようでないとこのイベントは長続きしない。今回は会場の立地が良かったようで予想以上の来場者となったようだ。 5)タバコの投げ捨てについては今後の参加者のモラールを信じるしかないが、随所に灰皿のペール缶を置くなどの配慮が必要。といった所である。尚、懲りずにスタッフの集まり具合にもよりますが第二回を平成13年5月に開催したいと考えています。各界関係者のご協力、ご支援を期待しておりますので宜しくお願い申し上げます。

平成12年11月12日  笠原 桂一

以上