Tanclo-0011

 

タンクロ
Tanzawa
Encyclopaedia

                      

       

丹 沢 で 注 意 す べ き 生 物 
 動 物

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 ・ 本編では、丹沢に棲む動物の中で比較的危険性が高く、野外で接触の機会が多いものについて述べてあります。
  形態や生態については、図鑑を参照して下さい。
 
1.噛みつくもの:マムシ・ヤマカガシ

    a.対応:まず、噛んだ蛇の種類を確認し、被害者の精神的ショックを和らげるように話しかける。出来る限り早
         く医師の治療を受けさせる。山道なら林道までゆっくり下山させるか、おぶって降りる。傷口の近くを
         縛ったり、傷口を切開したりすることは絶対に行ってはいけない。
    b.その他:
       マムシ‥‥‥マムシの毒は、小学生以上であれば直ちに生命に危険を及ぼすほど危険ではない。ただし、首
             筋を噛まれて気管を圧迫した場合や、アレルギーを起こした場合には蘇生術等の早急な対応が
             必要である。
       ヤマカガシ‥奥歯の毒はマムシ毒程度に危険であり、注意を要する。また、頸部の毒腺から毒を飛ばす。
2.血を吸うもの:ヤマビル・マダニ・ブユ・アブ

    a.対応:
       ヤマビル‥‥無理に引き剥がさずに、ころがすようにして取り除く。傷痕から出血が続き、暫くは止める事
             ができない。虫除けスプレーをかけると簡単にとれる。スプレーは予防にも効果的である。
       マダニ‥‥‥早期に払い落とせば簡単にとれるが、発見が遅れると頭部が体内に残り化膿する。外科医で取
             り除いてもらうとよい。
       ブユ‥‥‥‥咬傷跡がポツンと赤くなり、激しい痒みと大きな腫れが特徴。抗ヒスタミン剤含有ステロイド
             軟膏が有効である。掻き崩さないようにする。人によっては腫れが1ヵ月以上引かない場合も
             ある。
       アブ‥‥‥‥体にとまったら払いのける。噛まれると痛いのでわかる。ウシアブはキイロスズメバチに似る。
3.刺すもの:キイロスズメバチ・クロスズメバチ等ハチ類。ドクガの幼虫

    a.対応:
       ハチ類‥‥‥ハチが接近してきた時は、動きをやめてハチが立ち去るのを待つ。体にとまっても慌てない。
             急な動きはハチを刺激して危険である。刺してきたら、真上から強く叩くようにして追い落と
             す。傷口を強く絞って毒を出し、暫く水につける。スズメバチ毒にはステロイド軟膏が有効。
       ドクガの幼虫‥傷口を手で触ることを避け、粘着テープを使って丹念に毒針を抜く。虫刺されの薬が有効で
        (成虫)  ある。
    b.その他:
       ハチ類‥‥‥キイロスズメバチ等は大型で毒も強力である。数匹に刺された場合は生命に危険が及ぶ。近い
             過去にハチに刺されてアレルギー症を持つ人の場合は、小型のハチでも危険である。
4.その他:
        ニホンヒキガエル・アマガエルは体表の毒腺に注意し、手をよく洗う。ノイヌ・ツキノワグマは入山時の情報
      に注意する。
 
《参考文献》日本自然保護協会 「野外における危険な生物」(思索社)              (浅井 邦臣)
 
<補足資料>
接触状況:
 マムシ‥‥‥夏の日中は湿った草むらの中、夜間は林道に出てくる。若い個体は「太った=かわいい」印象
       を与え、体表の模様が目立つので子供が気軽に手に取ろうとする。動きは比較的鈍いが、ジャ
       ンプして噛みつくことが多い。
 ヤマカガシ‥生息場所はマムシとほぼ同じ。頸部に毒腺があり圧迫すると毒を飛ばす。性格はおとなしいが
       、いじめると毒腺を持つ奥歯で噛む。首筋に赤・黄の綺麗な斑紋がある。
接触状況:
 ヤマビル‥‥湿った場所、雨上がりや夜間の屋外などで体に付着する。靴や衣服の隙間を捜して体表に噛み
       つく。厚手のソックス等は簡単にすり抜ける。吸血が終わると脱落し、傷痕から出血がしばら
       く続く。自覚症はほとんどない。
 マダニ‥‥‥山地のササなどに付いて、通りかかる動物を待っている。けもの道の藪に多い。自覚症はほと
       んどない。
 ブユ‥‥‥‥非常に小型の黒い虫。渓流沿いの林に多く、露出部を吸血される。刺し傷は非常にかゆく、赤
       く腫れ上がる

 

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