Tanclo-0011

 

タンクロ
Tanzawa
Encyclopaedia

                      

       

カゲロウ
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 ・すべての種類が幼虫時代を水中で過ごす。
 ・河川に多いが、池沼にも棲む。
1.幼虫の特徴:・幼虫の形が成虫の形と著しく異ならない。翅芽が明らかに認められる。
        ・外形‥‥‥細長く、体形種々。    尾‥‥‥たいてい3本(例外2本)。長い。
         エラ‥‥‥腹部側面に7対。     他の特徴‥‥‥各肢の付節の爪は1個ずつ。
         生息場所‥‥‥流水、止水。     食性‥‥‥主として藻食性。
2.生活史 : ・カゲロウの成虫は、主に春から夏にかけて羽化する。幼虫が十分に成長し、羽化する前になると水面に
         浮き上がり、数秒のうちに皮を脱ぐ。
        ・初期の成虫は翅を持ち飛ぶことはできるが、性的に十分成熟していない。これを亜成虫といい、カゲロ
         ウの成長段階の特徴である。成虫になるにはもう1度脱皮しなければならない。
        ・亜成虫は川のそばの樹木など垂直なところに止まり、そこで皮を脱ぐ。成虫と亜成虫の違いは、亜成虫
         の翅はくすんだ色で不透明であるのに対して、成虫のそれは透明である。また、成虫は亜成虫に比べて
         体はしまり、尾はより長く、飛び方も活発である。
        ・亜成虫の期間は数時間から1日以内。成虫の生存期間も数時間ないし数日で、この間に交尾し、産卵す
         る。
        ・産卵は種類により、腹部を水中につけ、卵を少しずつ落とすもの。大きな塊のまま落とすものもある。
         また、雌が水に潜り、石面に卵を付ける種類もある。
        ・幼虫期は成虫期が短いのに対して比較的長い。普通数カ月程度のものが多いが、1年あるいはそれ以上
         の長期のものもある。
        ・卵から孵化した第1令の幼虫は1mmにも及ばない。通常、脱皮ごとにエラが1対ずつできる。
                        (第2令で全部のエラができるもの、不規則に増すものもある)。
        ・成長につれ、触角の節の数が増加し、身体全体に対して複眼の大きさ、翅芽の大きさが増す。
        ・幼虫の脱皮回数は普通12回くらい。羽化直前の幼虫は、幼虫の皮膚と亜成虫の皮膚との間にガスが生
         じるため、銀色に見える。

3.幼虫の生活型:
        ・カゲロウの幼虫はその生活様式に従って、体の形態にかなりの違いがある。
        ・大きく分けて、流れが緩いところのものと、急流のものとによって違う。
        ・静かなところにいる種類は体が円筒形で細長く、頭部は下方に向かい、眼は頭部の側方についている。
         また、肢や尾に長毛を生じているものが多く、多くは活発で巧みに遊泳する。
                             例)コカゲロウ、モンカゲロウ、フタバカゲロウなど。
        ・急流性のものでは体が平たく、頭部も平たくなり、眼は頭部の背面につく。肢や尾に毛は少ない。この
         ように体が平べったいことは、強い水流に対してできるだけ抵抗を少なくしようとする構造であるとい
         える。
                         例)ヒラタカゲロウ、マダラカゲロウ、タニガワカゲロウなど。



(林 弘章)

 

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