JUNKOのワザありコラム
● ● ● 「ぶんぶん便」 ● ● ●
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●誰が何してるの?
まっすぐに物を見るのは実はとっても難しい。
ジョーシキ眼鏡を外し、裸眼で見て、考える。
職人魂で文作りに取り組む、ぶんぶんライターJUNKO。
チカラいっぱいお届けします。 歯ごたえあり。 |
●ぶんぶん便の内容
辛口コラム、ほのぼのエッセイ、映画紹介もあります。 |
●配信開始 2000年7月創刊
●配信頻度 週一回
●講読料 無料
●配信形式 ノーマルテキスト(普通のメール)
●携帯対応 携帯電話対応していません
●執筆者 JUNKO:RXE01422@nifty.ne.jp
●発行責任者 吉永和夫(Kazu):yoshinaga@mbe.nifty.com |
| (※このページの最下部に配信サンプル『正円なるキムタク』があります) |
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■■■ 「ぶんぶん便」 2000/10/21 No.12
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正円なるキムタク
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10月18日の朝日新聞文化欄にデカデカとキムタク論が載った。
見出しは「虚実超えキムタク不動」「全方位ヒーロー」。
男気、神話、と褒め契り絶賛。
いつか書きたいと思っていたキムタク。
こう手放しに肯定されては、もうぐずぐずと暖めてはいられない。
超バランス男。私のキムタク認識だ。
実際の木村拓哉は知らない。あくまで「キムタク」を論ずれば、
彼の存在はバランス。これに尽きると思う。
女の子が男の子に「こうあって欲しい」と思う具体的な願いを
いちいち律儀に叶えていけば、キムタクという男が出来上がるというわけ。
例えば。
多くの女はおしゃれな男が好きだが、おしゃれに凝る男は嫌いだ。
サラリと選んで無造作に着るものが似合っている。
そういう魔法使いが理想で、キムタクはまさにそう。
本物のヤクザは嫌だが、煙草や酒やほどよいスケベ心を持った不良性は
好ましい。車の運転は必須条件。
成金御殿、不動産はおやじ臭いからいらない。
料理が得意な男はイケテルが、編み物が趣味なのは勘弁。ね?
キムタクってまさに、範疇でしょう。偏りがない。
平均のところにきちんと収まって、平衡を保ち、女を安心させてくれる。
女の理想から思い起こして形成されているとしか思えない完璧さである。
SMAPのメンバーで言えば例えば草ナギくん。
彼はジーンズ好きだが度を越している。
いい出物があれば地方にまで行き買い求めると言う。
それは女受けする趣味ではない。女の得意分野を侵害する怖れすらある。
でも彼はそうする。ダカラ余程好きなのだと思う。
異性へのアピールに繋がらない性癖は、彼の思いが本物である証しである。
運転免許を持たないのも象徴的だ。
彼の人間性は女の子の理想から形作られたものではなく、
自然発生的なのである。
女の理想から言えば、草ナギくんは偏りがある。偏って、ゆがみがある。
比べてキムタクは極めて普通の男だ。趣味はサーフィン。スポーツ万能。
料理好き。適度に女好き。遊びもうまいが歌もうまい。
ホラ落ち度がないでしょ、満点でしょう。
平衡を保つのは結構難しい。一種の才能である。
努力してもあそこまで綺麗な正円は、並の男ではなかなか描けない。
だから平衡のスペシャル。
超バランス男と言って差し上げたい。
私がキムタクに魅力を感じないのは、
女の子を卒業してしまったからだろう。
無心な男が好きだ。
なんの得にもならないのに、人の評価を度外視してツイツイはまり込んで
しまう、無邪気な横顔。それは男のかわいげである。
真正面にこちらを見る瞳よりも、どっか向いてて輝いてるのが望ましい。
ゆがみはいい。私はもう、平衡に魅力を感じない。
中学生の頃、まだ異性が具体性を持たない時分に、
私はこんなことを友人と話した記憶がある。
「彼は私より15センチ背が高くて、デートはラーメン屋に連れていって
くれるような気取りのない人で、スポーツマン。
ジーパンに白いシャツが似合う人がいいなあっ」
まさにキムタクである。
キムタクを見ると懐かしいのはそのためだ。
キムタクは嫌いじゃない。真面目な男だなと思う。
全女の子の為に頑張ってくれてる気がして、御苦労さんという気持ちになる。
それは「男気」とか「ヒーロー」のように力強く表現されるものではなく、
影絵みたいにゆらゆらと儚い女の子の夢である。
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※サンプル本文『正円なるキムタク』は
配信済みの「ぶんぶん便」No.12から転載しました。
以上「ぶんぶん便」の紹介でした。 ぜひ一度ご講読ください!