ウツボ・サメ

 両者とも噛みついた後体を回転させるようにして噛み千切るので、傷が深いことが多いため、被害を受けた場合は要注意です。

サメ
 人を襲った記録のあるサメを下に示しましたが、人を襲う危険が常にあり、死者を含む多数の被害者を出した最も危険な種はホホジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメ、ヨゴレの4種です。ヨゴレ以外は海水浴をするような浅い場所にも現れることがあり特に注意が必要です。サメの咬傷は、岸から60m以内、水深3m以内で半数近くが起こっています。このことは水深が浅くても注意が必要だということを示します。
  サメは人を食べるために襲うよりは、血の臭いや鮮やかなコンストラクトの色彩をちらつかされて興奮して襲うと考えられています。水中で魚突きをしている時に被害を受ける事が多いのはこの性です

サメ咬傷の予防
・サメが出現すると言われている海域で泳いだり、潜ったりしない
・海に入る時は2人以上で入る事
・夜間の水泳や潜水は避ける事
・怪我をしたら陸に上がること。水中で尿をしない、また生理中の女性は海に入らない
・スピアフィッシングをする時はサメの接近に注意する
・海中でサメも見ても慌てないで落ち着いて対処する。可能なら着底しサメが通り過ぎるのを待つ
・興味を持ったり攻撃的になったサメは円をかいて様子を伺ってくる。このときも慌てずバディと背中合わせになり、突然の行動に対処する。鼻先への打撃が効果的とする説もあるが、必要以上に刺激しない

 サメは大変恐れられているが、しかし、世界中の1年間のサメ咬傷の被害を合わせても100件ほどで、死亡事故も多く見積もって30件程です。ブラジルで毒蛇に噛まれて死亡する人は年間100件を越えており、必要以上に恐れる必要は全くありません。サメそのものよりも潜水中にサメを見てパニックに陥る方が危険です。実際、ファンダイバーが襲われたと言う報告はなく、貝や魚を取っている漁師が襲われていることから、水中で生物に手を出さないことが重要です。また、アメリカや南アフリカなど、サメがアシカなどを襲う地域では、サーファーがサメに襲われることがありますが、これはサーフボードにまたがる人間が下から見るとアシカなどのシルエットに見えるからといわれています。このように事前の情報の収集も事故を防止する重要な手段です。

ウツボ
 ウツボは後方に倒す事が出来る特殊な犬歯を1〜10本備えているので、噛まれるとひどい怪我をします。ウツボは自分から巣を離れて人間を襲う事は無いので、自分から手を出さないようにしましょう。特に好物のタコを持っているなどすると餌に釣られて襲いかかる事があるので獲物を持っている時には注意します。中には餌付けされて慣れているウツボもいますが、基本的に触らないようにしましょう。自然界の生物に対する餌付けは単なる自然破壊なのですから絶対に止めましょう!

 ウツボもサメも攻撃に毒を用いることはしません。ドクウツボというウツボがいますが、その名も 肉にシガテラ毒を持つことがあり食べると食中毒にかかる危険があるためで、噛まれても毒による被害を受けることはありません

<危険なウツボ>
ウツボ各種:ウツボ、サビウツボ、コケウツボ、ドクウツボ等

 

ドクウツボ:沖縄以南・ミクロネシア・ハワイ・ポリネシアに分布

シロワニ:小笠原で撮影した2.5mの個体

<人を襲った記録のあるサメ1覧>

ホホジロザメ、シロワニ、イタチザメ、ブルシャーク、コモリザメ、アオザメ、バケアオザメ、ネズミザメ、ヨシキリザメ、ヨゴレザメ、レモンザメ、ネブリブカ、ブロンズシャーク、グレートブルシャーク、メジロザメ、ツマグロ、スミツキザメ、ブラックホエーラー、アカシュモクザメ、ヒラシュモクザメ、シロシュモクザメ、カラクサオオセ、ネコザメ、ドチザメ、マオナガ、ツマジロ


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