海の流れ  

海は色々な表情を見せてくれます。それが楽しくも有り恐くも有るわけです。

 99年11月24日、平日に休暇を貰って大瀬崎に潜りに行きました。この日は朝は雨が降りしきる天候でしたが準備している内に雨も上がり晴間も見えました。一本目はクダゴンベやイロイザリウオ、オオモンイザリウオ等を写真に収め、上がって来ました。

2本目を潜る前には陽も差し込み期待も膨らみます。外海を眺めると多少ブイが沈み気味です(ブイが流されている=潮が流れている)。が、対した事は無さそうです。エントリーして10mほど潜水すると体がふわっと浮いた感触がして斜め下に体が動きました。その時点で「流れが有るなぁ。。」と思ったのですが次の瞬間にはさぁっと流され始めました。ややダウン気味のサイドカレントに必死で逆らって泳ぎましたが、すぐに息が上がって来たのでエアの消費が早くなると思いキックで進む事を諦め、岩を掴んで進みました。有る岩のところで良い被写体を見つけ、カメラを構えますがピントを合わせようとすると体が動きます。一緒に潜っていた人も私の体を押さえてくれたのですが、二人の体ごと流されます。それでも置きピンで何とか数カットとり、もう一人に場所を譲ります。その人も数カット写真を撮るとそれ以上はもう充分とばかりに浮上開始です。そこで、新たな問題が。。。そう。私はドライスーツだったのです。浮上するとドライスーツからエアを抜かないと吹き上げてしまいます。やっとの事で浮上すると残圧は10ちょっとしか有りませんでした。もともとエア消費は早い方なのですがバディを組んでいた男性の残圧も15だったので特に消費が早いと言うことは無かったようです。  実は大瀬でこのような流れを経験したのは始めてでは有りません。外海どころか湾内でも強烈な流れを経験した事すらあります。潜りなれた大瀬なのである程度残圧やナビの計算が出来たのですが(残圧が少なすぎたのは計算外でしたが(^^;))、これが始めての場所だったらと恐い気がします。
 今回もほんの30分前までは流れていませんでした。ほんのちょっとの時間差でも状況は激変する事があります。慣れた海だからと油断せずに緊張感を持って海と接して行きたいですね


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