kunimiyasoft トップページへ ハンディGPSを使おう
 最近は身近にGPSが利用される時代になりました。車にはGPSがついてナビゲーションしてくれる。携帯電話では自分の位置を地図に表示してくれる。便利な世の中になったものです。
 でも同じGPSなのに今ひとつ普及していないのが、ハンディGPSです。日本製が少なく外国製になるので、どうも不親切。ちょっと本腰を入れないと使えないのが難点でした。でもハンディGPSの画面にも詳細な日本地図が載る時代になりました。携帯電話のGPSでは電話が通じないと地図は表示できないだろうし、今のところパソコンとの連携は大したことができません。ハンディGPSでは、その日行動した軌跡をパソコン側にダウンロードして、実際の大画面の地図で見ることができます。それを保存してライブラリにすれば、いつでもその日何をしたかが分かります。デジカメの写真と軌跡をリンクすれば、どこで撮った写真かが一目瞭然です。ハンディGPSの最大の利点は、そのGPSログを利用するソフトウェアがオンラインソフトとして多数出回ってることです。(左上は GARMIN 社の eTrex Venture 英語版です) 
 ただ、ナビゲーション用途に使いたいと思われる方は、素直にメモリナビを買ってください。3万台で十分役に立つものがあるのですから。

 ということでアウトドアが大好きな人にはハンディGPSは必須アイテムだと思います。それではどういうことを注意して導入すればいいのでしょうか。


1.ハンディGPSの選び方
 ハンディGPSは単に緯度・経度と行動ログを取るだけのものから、詳細地図を表示するものまで、千差万別です。価格も1万円台から、10万円程度まで幅広いです。多機能程いいですが、電池の持ち具合や重量を考慮する必要があります。単にGPSデータ受信機として利用したり、行動ログを取ってパソコン側で表示させるのであれば、1〜2万円台のもので十分です。でもやはり地図が表示されるにこしたことはないでしょう。日本語が表示できて詳細地図が表示されるものがいいと思います。ただ注意することはパソコン側で利用するソフトウェアが、購入するハンディGPSに対応しているかということです。GPSによって通信プロトコルが違うので、パソコン側のソフトウェアが対応していない可能性があるのです。NMEA 0183 という通信プロトコルは共通性がありますので、これを最低限サポートしたGPSを選ぶと汎用性があります。
 一番普及しているのが、GARMIN 社のハンディGPSです。パソコン側で使用するソフトウェアの機種対応を考慮の上、自分に合うGPSを選んで下さい。
2.パソコンとの接続
A.USBケーブルを使う(その1)
 通常の周辺機器と同様、USBで通信します。これは専用のドライバを通して通信を行うので、シリアル通信によるNMEAのような共通規格の通信にはなりません。購入する際は、母艦となるパソコンのGPSソフトウェアが機種対応しているかを確認する必要があります。最近のGPSのほとんどがUSB対応になっているので、問題はなくなってきています。
B.RS232Cケーブルを使う
 シリアル通信をする場合はGPSとパソコンをRS−232Cケーブルで接続します。最近発売されているパソコンの大半はシリアルポートがありません。
 よってシリアル-USB変換ケーブルを使います。


 左のケーブルは秋月電子通商さんで購入したものです。他で売られているものより格段に安いです。こういった変換機は相性がありますから、そういう問題になりたくない場合はGPSを購入する店の推奨のものを購入するといいと思います。

 秋月電子通商さんのホームページ


 このようにUSBに変換してパソコンに接続します。ケーブルにはドライバが用意されており、パソコンはシリアルとして認識します。割り当てられたのCOMポート番号を、デバイスマネージャーで確認して下さい。

C.USBケーブルを使う(その2)
 USBケーブルでGPSとパソコンを接続しますが、シリアル通信の仕組みを使うタイプです。パソコン側には仮想シリアルポートが用意され、その仮想シリアルポート番号を設定すれば、通常のシリアル接続と同じく使うことができます。詳しくは購入したGPSの取扱い説明書を読んで下さい。

3.せっかくだから、車で使う。
 ハンディGPSにノートパソコンがあれば、これを車で利用したいと考えるのは当然でしょう。でも車載用GPSとは決定的に違いがあります。車載用GPSは自らジャイロを持ち、街の中では補正データを受信して自分の位置を常に正確であろうとします。また目的地への最適ルートを考慮してくれます。単にGPS衛星を利用するだけのものではないんですね。
 困ったことに、パソコン利用でのGPSナビゲーションソフトウェアが販売中止になったり、開発中止になってきています。需要が少ないんですね。
 とりあえずどの地図ソフトも現在位置を表示する機能については搭載しています。国土地理院地図を表示してのナビゲーションは、市街地以外の確認には大きく役立つと思います。
 車でのノートパソコンを使ったGPSナビゲーションは安全に十分注意する必要があります(当方では責任を負いませんので、あくまでも自己責任で運用して下さい)。
 最近はハンディGPSそのものが高性能になり、パソコンにわざわざ接続する必要もなくなってきました。でも画面は小さいので、大画面でのナビではまだまだ役に立ちそうです。
4.ハンディGPSを購入する。
 ハンディGPSを購入する場合、なかなか売っている店を見つけられないかもしれません。私の住む街でも売っている場所を知りません。あまりポピュラーではないのでネットショップで購入するのも良いと思います。
 楽天ショップでハンディGPSを扱っている店が多いです。個人的にお勧めをアフィリエイトで用意してみました。よろしかったらどうぞ(写真をクリック)。
GARMIN社 eTrex H
 ハンディGPSの基本モデルといったものです。まだUSB対応していませんが、それ以外の基本機能は押さえられています。まずはこれから使ってみるのがいいと思います。
シリアル通信型。単3乾電池。英語版。地図表示なし。モノクロ画面。
GARMIN社 eTrex Venture-HC 日本語版
 これも基本モデルといった位置づけです。20万分の1地図が入ってます。でも残念ながら、その他の地図を入れることはできません(英語版は英語圏の地図を入れることができるのですが)。
 でも、日本語で表示されて価格もお手頃です。無印eTrexではもの足りない方にお勧めです。
USB通信対応。単3乾電池。日本語版。20万分の1地図内蔵のみ。カラー画面。
GARMIN社 eTrex Legend-HCx 日本語版
 地図表示モデルを購入するならこれです。日本語の詳細地図に対応し(別途、購入の必要あり)、さらにMicroSDカードも使えます。ハンディGPSは安い買いものではありませんから、後々後悔しないのなら、このあたりを購入しておくといいかもしれません。
USB通信対応。単3乾電池。日本語版。地図表示あり。カラー画面。
GARMIN社 Colorado 300 日本語版
 Garmin の新しいラインナップです。これからこのシリーズが中心に展開されると思います。ちょっと値段が高いですけど、新しい機能がいろいろあって便利な機種だと思います。電子コンパスや気圧高度計もついてます。
USB通信対応。単3乾電池。日本語版。地図表示あり(3D対応)。カラー画面。
GARMIN社 Oregon 300 日本語版
 更に最新版として登場したOregonは、タッチパネル式で某Phoneのようなデザインです。可動部が少ないので、信頼性が高いです。もちろん、最上位機種に当たるので、機能も至れり尽くせりです。
USB通信対応。単3乾電池。日本語版。地図表示あり(3D対応)。カラー画面。
 その他にもGPSの種類はたくさんあります。いろいろ検討されるのも良いと思います。地図表示なしは英語版の安い機種、地図表示ありは日本語版を購入するのが良いと思います地図表示を期待する人は、日本語版を購入してください。私的には、いくら詳細地図でも、ローマ字表記は全然駄目です。日本語の象形文字であるからこそ、瞬時に理解できるのです。地図表示なしも日本語がいいと思い始めてます。
 

リンク
 まずは以下のリンクを辿って、下準備してみて下さい。
GARMIN 社ホームページ
 ハンディGPSでは一番普及している GARMIN 社のホームページです。GPSのファームアップのダウンロードもできます。GPSとの接続インタフェイスの仕様書もあります。
カシミール3Dホームページ
 3D地図ナビゲータとして有名なカシミール3Dのホームページです。GARMIN 社GPSの操作が一通り行えます。もちろんGPS操作だけではなく、地形の3Dシミュレーション機能はすごく、実際の写真のように風景を作成することまでできます。とにかく多機能です。説明本もいくつも出ています(説明本には地図がついてきます。それだけで十分元がとれます)。また国土地理院の2万5千図、ウオッちずの地図も利用できます。
 GPSの機種紹介もありますので参考にすると良いでしょう。GARMIN のGPSのUSB対応も迅速に対応されています。GPSで取得したログの管理や、ウェイポイントは、カシミール3Dで管理すると良いです。
国土地理院ホームページ
 日本の地図の総本山です。試験提供ですが、2万5千分の1地形図(ウオッちず)が提供されています。マウスをクリックした場所の緯度・経度が分かります。まずはここを押さえるべきでしょう。2004年4月からはカラー化されました。カシミール3Dでは、この地図を表示させることができます。利用規約がありますので注意して利用してください。
 国土地理院の基盤地図情報で提供される数値地図は、いろいろ技を使うとGPSで使用することができます。ぜひ、チャレンジしてみてください。面白いです。