日高村産業廃棄物処分場の是非を問う村民投票
 2003.10.26

   高知県日高村(中野益隆村長)、
   産業廃棄物処理施設の建設の是非を問う住民投票、実施。
    建設賛成 2466票 反対 1621票
     有権者 5158人 投票率 79.80%

    高知県によると、産廃施設建設をめぐる住民投票はこれまでに全国で5件行われたが、いずれも反対多数で、
    賛成多数となったのは初めて。

    住民投票条例の制定、廃止、村長リコール運動など10年以上にわたり混乱してきた産廃問題に一応決着が
    ついた形だ。

     産廃施設は県と県内市町村などが出資する第3セクター「エコサイクル高知」(理事長・橋本大二郎知事)が
     計画。日高村の仁淀川近くの採石場に管理型最終処分場と焼却施設などを併設。


 2003.1.27

   高知県日高村臨時議会、
   15日に可決した産業廃棄物処理施設建設の是非を問う住民投票条例について、
   施行から3カ月以内とされていた実施期限を「10月末まで」とする修正案を全会一致で可決。

    中野村長、
    今回も「過去に村長選など民意を問う機会は何度もあった」とあらためて再議権を行使し、臨時議会を招集。

    有権者の約4割の署名を集めて条例を直接請求した住民グループ、
    「廃案になればまた直接請求する」と強く実施を要求。

    中野村長、
    「住民が安全性などを判断するため、施設の基本設計が固まる9月以降なら構わない」
    と実施時期を変更することで容認に転じた。

    産廃施設は県などが出資する第3セクター「エコサイクル高知」(理事長・橋本大二郎知事)が計画。


 2003.1.15

   高知県日高村議会、
   産業廃棄物処理施設建設の是非を問う住民投票条例案を賛成多数で可決。

    住民グループが有権者の約4割の署名を集めて直接請求。

    施行から3カ月以内に実施されるが、
    中野村長、
    「産廃の是非は決着済みと考えている」と住民投票に否定的な考えを示し、
    再度の再議権行使も含め検討すると述べた。

    住民グループ、
    「再議となれば、また直接請求を繰り返すだけ。村長のリコール請求も選択肢のひとつだ。」


 2002.11

   第3セクター「エコサイクル高知」(理事長・橋本大二郎知事)、
   用地買収に難航し、予定地を同村内の別の場所に移す。


 2002.10.28

   高知県日高村議会、
   産業廃棄物処理施設建設の是非を問う住民投票条例案は賛成8、反対7で廃案。

    中野益隆村長、再議権を行使。再審議で必要な出席議員数の3分の2には3票足りず、廃案。

    中野村長、
    「長期にわたる経緯の中で民意を問う機会が幾度もあり、すでに決着済み」と議会で再議理由を説明。

   産廃施設に反対している住民グループ、
   条例制定の直接請求を行うため、中野村長に請求書を提出。

    請求には有権者数の50分の1以上の署名が必要で、近く30日間の署名活動を始める。

    条例案を提出した議員、
    「今後、住民投票をめぐり村政が混乱するのは確実で、村長は再議権を行使すべきでなかった。
     直接請求では村長が反対できないだけの署名を集めたい」


 2002.10.15

   高知県日高村議会
   計画中の産業廃棄物処理施設の是非を問う住民投票条例案を賛成8、反対7で可決。

    候補地変更の決議に伴い、村議会にあらためて条例案が議員提案された。

    数日中に公布され、公布日から3カ月以内に住民投票を実施するとしている。

    戸梶広彦助役、
    「再議に付すかどうかはこれから検討したい。」


 2002.10.9

   県議会の委員会、
   隣接地に候補地を変更するべきだと決議。

    同施設は県などが出資する第3セクターが計画。
    93年に候補地を決めたが、地権者の同意取り付けが難航。


 1998.4.19

   高知県日高村村議選挙、
   産廃建設推進派8、反対派6、中立2。


 1998.3.20

   日高村村議会、
   村民の解散請求を受けて自主解散。


 1998.2.20

   「村政をよくする会」、
   産廃処理施設建設の是非を問う村民投票条例を廃止した村議会の解散を本請求。
    有権者の3分の1を越す1780人の署名を添える。


 1997.12.10

   橋本大二郎高知県知事、
   「安全面に配慮した取り組みで村民に納得いく施設づくりを」と、建設意思を表明。


 1997.12.9

   中野益隆村長、
   建設受け入れを表明。


 1997.12.8

   「村政をよくする会」、
   産廃処理施設建設の是非を問う村民投票条例の再制定を請求する2242人の署名を提出。
    (有権者の45%)


 1997.11.28

   橋本大二郎高知県知事、
   「条例廃止について県がとやかくいう立場にない。
    不法投棄が増えている現状では産廃施設がいる。安全性には、自信がある。」


 1997.11.14

   日高村村議会、
   産廃処理施設建設の是非を問う村民投票条例廃止を賛成多数で可決。
    賛成 12 反対 3


 1996.3

   高知県日高村議会、
   村民投票条例、議員提案で制定。


 1993

   県などが出資する第3セクター「エコサイクル高知」(理事長・橋本大二郎知事)、
   産廃施設を計画。

    予定地を日高村内に決定。