比婆道後帝釈国定公園(帝釈峡)
案内板
帝釈峡の始まり
帝釈峡は古生代末の
石灰岩台地として知られています。
紡錘虫,サンゴ類,三葉虫などサンゴ礁の化石が見つかっており,今からおよそ3億5000万年前から2億5000万年前ぐらいに形成されたと考えられています。また,帝釈川の浸食によってつくられた約25kmにわたる渓谷の一部は,1963年に比婆道後帝釈国定公園に指定されました。
帝釈峡の歴史と伝説
帝釈の名は,この地に帝釈天・仏教の護法神が現れ,祭ったことによると思われます。
また,山神が多くの鬼を使い一夜の内に造ったとの伝説がある鬼橋(雄橋・神橋とも)。娘の病を治すために捕まえられたはんざき(山椒魚)のたたりを恐れ,祀った「はんざき荒神」の話が伝えられています。
帝釈峡の植物
帝釈峡は,石灰岩地にみられるヤマトレンギョウをはじめとしてヨコグラノキや,数多くの種類の
植物が自生しています。また,帝釈峡だけでしか見ることのできないタイシャクイタヤカエデなどもあります。植物学者の
牧野富太郎博士の1935年6月24日の日記には,「いわしで」,「よこぐらのき」などを採集するとの記述があります。
帝釈峡と文学
古くは
頼杏坪に「神の跡」と言わしめた山水の美しさを求めて,多くの人々が山峡を訪れています。
倉田百三,
火野葦平,
井伏鱒二をはじめとしてこの地を舞台とする小説,短歌,俳句,随筆などが多くあります。
帝釈国定公園(約2KMの遊歩道、一部は中国自然歩道)を中心に1996年より1999年の4年間、野鳥の観察を行いました。
遊歩道は標高約400Mで、一方を貯水湖、一方をケグワ、イヌシデ、エノキ、ケヤキ、カエデ類が顕著な落葉樹林の中腹斜面にあります。今回は季節・月別の散策の参考にするために、出現した個体数の詳細は省いてあります。また、さえずり、地鳴きによるものも記録しています。
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