短歌
久岡勝子
春くれば春の愛しさ甦る
瀬々の流れも河鹿の声も
年々歳々春と呼ぶ季節が巡り来る。しかし,私にとっては,いつも新たしき時の始まり。
いとおしき日々の萌えいづる燭光。あたかも瀬音に負けまいとする河鹿の,再びの生命の輝きを増す季節であるかのように。
(ひさおかかつこ,歌集「寂光」1972年5月刊より,歌碑あり)
歌碑