感染症

子供に多い耳鼻科疾患

幼児と発達

一般的な医学用語

【冬の嘔吐下痢症、特に乳幼児冬季のロタウイルス感染症】

冬になるとインフルエンザウイルスに代表される風邪症候群の流行シーズンに一致し
て、いくつかのウイルス性胃腸炎が特に乳幼児中心に流行します。ことに冬の嘔吐下
痢症といわれるウイルス性感染症は重要で、乳幼児中心のロタウイルス(人から人へ
の直接的な感染が多いといわれる)感染や稀に赤痢菌、食物媒介の胃腸炎、生牡蛎の
感染、あるいはヒトカリシウイルス、などは冬の消化器感染として有名ですが、特に
食中毒 微生物による食中毒一般 最近の分類もお読みください。
幼児は幼児の下痢 特に乳幼児の下痢 脱水の状態を見るめやすも参考に。大人より
重篤になりやすいです。

1 感染性胃腸炎・・・これは別項で書いています。食中毒で細菌性も参考に。ロタウイルス・・・小児胃腸感染の半数以上はこれとわれています。

3 細菌性赤痢・・細菌性赤痢

4 腸管出血性大腸炎

5 抗菌剤治療にともなう胃腸炎・・これは感染ではないけど、抗生物質などで胃腸
症状を起こす場合です。

など、あるいは

6 アレルギー性のかかわる胃腸症状 胃腸アレルギー
7、反復(周期)性臍疝痛・・・痛みだけで下痢はありません。
8、SRSVウイルスもあります。SRSVウイルス(小型球形ウイルス)
などさまざまですが、乳児の嘔吐下痢のほとんどであるロタウイルス感染を書いてお
きます。

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ロタウイルスは熱やエーテル、弱酸には安定のため、過熱や酸ではなかなか死滅しな
いウイルスです。A群ロタが主な抗原ウイルスですが(A群でも4タイプの血清型が
あります)後非定型としてB−E群があり、日本ではA以外でもC群の流行散発例が
あります。

感染力は強く、下痢便中に多量に排泄されるウイルスなので、そこから手を介してほ
かの食器や食物にウイルスを移し、それを別の人が食べるという糞便感染が一番多い
とされています。感染力は強いものです。ただ空気感染も否定できないと言われてい
ます。再感染も何度も起こします。生涯免疫は出来ません。

特に年長の大人では感染しても軽症や無症状が多く、しかし糞便にはウイルスが出て
いて、そこから家庭内の乳幼児に感染するという例が多かったり、幼稚園保育園など
の集団生活で子供どおしの接触によるなどもあります。

   新生児は感染しても軽いか無症状が多いです。

   一番症状がつよく出るのは6カ月から3歳の乳幼児です。

潜伏期は48-72時間。

主症状は

嘔吐(90%以上)

下痢(ほぼ100%)

発熱(50-80%)

初発は嘔吐、半日遅れて下痢、発熱が多いです。咳や鼻水などの呼吸器症状も30-40
%に認めます。

ウイルス性なので対症療法を行います。特効薬はありません。

自然治癒傾向はあります。大体嘔吐は3日くらいで、下痢は1週間くらいで確かに自然
治癒しますが、 3歳未満の子供が多く、下痢嘔吐と食思不振とで脱水症状を起こし易
く、入院も少なくありません。

早期から脱水予防の対策で経口電解質液投与指示を家庭でおこなうなどの指示をしま
すが、ただ点滴になる場合も多いです。

合併症としては

1 無熱性けいれん・・・予後はいいです。

2  二次性乳糖不耐・・・乳糖分解酵素がない。

下痢が遷延するときは乳糖分解酵素製剤や乳糖除去ミルクを飲ませることもあります。
幼児は幼児の下痢 特に乳幼児の下痢 脱水の状態を見るめやすも参考に。大人より
重篤になりやすいです。
ともあれ、嘔吐する、食べてくれない、下痢が続く、発熱があるなどで家庭の人も心
配することとか、まだ小さいので脱水が進み易いので、その対策のため脱水予防は早
期に行うことでしょう。

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