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幼児と発達

子供に多い耳鼻科疾患

【主な感染症の感染源になりうる期間と、通園通学について】

   主な感染症について書いておきますが、あくまでめやすで、この感染期間だから
絶対ほかの人に感染を起こすとか、あるいは集団生活(学校など)に行ってはいけない
ということではありません。

それとやはり診察してくださってる主治医の先生との相談の上で決めることが一番でしょう。

それと下に書いたのは、この疾患なら、この期間は病原体を外に出す可能性も
あるということです。
たとえば、風疹なら、下に咽頭から発疹消失後10-14日までウイルスは検出可能と
していますが、 その間学校に行ってはいけないという意味でもないのです。(その
ことは通園通学の基準として書いておきます。)

しかし、それだけウイルスが残ってるということですから、風疹の免疫をもってない
妊娠初期の方に対して、 ほかの近くの人は風疹の発疹が治っても
2週間くらい接しないほうがいいとか考慮も必要ということとか。

手足口病も症状が治まれば大抵通園通学可能といえ、 排便には3週間くらいウイルスが
出るので、 家族内感染予防のためによく手を洗うなど、そういう注意のために
参考にしてください。


1、溶連菌感染症
  治療開始後1、2日で感染性はなくなる。しかし患児からの検出はより長く
治療は7−10日続ける必要がある。

〇登園通学

登園通学は主治医と相談の上。明確な判断基準はない(普通感冒として
現れるものから、しょうこう熱として現れたり様々である)

2、麻疹
  発病1−2日前から感染力はある。
発病のカタル期(発症の3−5日)から発疹出現後(発疹期は4−5日)
その発疹の3日までが強い。感染力が強い。
ウイルス排泄は解熱後24時間以降はないかあっても稀。

〇登園通学

登園通学は解熱後1、2日たってから主治医と相談の上であるが、(すでに
この時期には感染力はない)

ただ潜伏期にすでに他者に感染させる力はあるし、あるいは発疹がでて
いない発熱期(軽い風邪症状)に他者に感染させる場合があるので、
この場合も、後でハシカにかかった子と接して、それで発病しないかと心配する
場合は多いのでなるべくワクチンをすることが望ましい。なお潜伏期は
感染してから9−11日である。

3、風疹
 発疹出現前7日から出現後5日まで排泄される。(咽頭では発疹出現後10−14日
まで検出可能。先天風疹では年余にわたる)
患者の隔離だけでは感染予防はできない。

 〇登園通学
登園登校は病後は主治医と相談してである。大体症状がまったく消失したら
許可される場合が多い。
つまりすべての発疹が消失することが出席停止の基準になっている。

しかし風疹が発症して何日以内まで登園登校禁止としても、すでに
周囲に発疹出現前から、潜伏期中に排泄してる可能性がある。発症の数日前から
鼻口腔内にウイルスは出て飛沫感染を起こすとされている。

そのためその前にすでに感染として広まってる場合もある。
臨床的に風疹患者が診断された場合は上記理由ですでに患者は周囲に風疹ワクチンを
排泄散布してるので発症した風疹患者を隔離しても2次感染予防は容易でない。
そのためあらかじめワクチンを接種しておくことが大切。

なお潜伏期は14−21日といわれている。

4、水痘帯状疱疹
すべての水疱がか皮化したら感染力はほとんどなくなる。(これは帯状疱疹も同様)

ただ帯状疱疹はか皮からの感染だけでなく、水痘同様に
ツバなどの、粘液からのウイルスも検出されるので
飛沫感染も水痘よりかなり感染力は薄いが、感染性もありうるとされている。

 〇登園通学
すべての皮疹が痂皮化したら可能。痂皮化するまでが出席停止の基準になってることが
多い。医師の診察と許可を受けておいた方がいい。

ただこれも潜伏期が10−21日と長く、その発疹が出現する1、2日前から
すべての発疹がか皮化するまで他者に感染する力があるとされている(飛沫、あるいは
接触)だから二次感染予防のために通学登園は、か皮化するまでは登園させない
ことは必須であるが、その前にすでに感染として広まってる場合もある。

ワクチン接種が望ましい。

5、百日咳

治療しない場合カタル期(約1週間)から4週間排出あり。
2期のけい咳期(約3−4週間続く)の百日咳菌培養陽性率は50パーセント。
3期の回復期(約1−2週間)にはほとんど菌は排泄されていないので
発症して約4週間が感染力が強いと言われている。
抗生物質の治療で2、3日で排菌がマイナスになる。5−7日で感染力はなくなると
言われている。

潜伏期は通常7−10日で、その患者が発症する前に14日くらい前に
接触したものの監視が必要とされている。

〇登園通学

通園通学は主治医と相談の上決定する(三種混合ワクチンの普及ですでに
免疫をもってる子供が学校などには多いので)。
発症して4週間にはほとんど感染力がないと言われている。

6、おたふくかぜ(ムンプス)
耳下腺腫脹の7日前から腫脹後9日までとされている。

〇登園通学は主要症状消失まで。大体主要唾液腺腫脹消失を基準としてる場合が
多い。

耳下腺の腫脹がひいても、その他合併疾患もあるので。
これも通園通学は主治医とよく相談して決める。特に膵臓などの合併症もあるので。
集団生活は感染予防の意味では合併症がないなら、耳下腺などの腫脹がおさまって
1、2日たってからの方が望ましい。

しかしムンプスは潜伏期が2−3週間と長く、感染も腫脹の前から他者に
うつし得る。そして症状に出ない不顕性感染も(1/3がそうであると言われている)
多い。症状に出ない不顕性感染も、ウイルスの媒介になるので、流行阻止は困難であり
できたらワクチン接種が望ましい。

7、伝染性紅斑(リンゴ病)
発疹は感染してから17−18日目以内。

またその前に軽い風邪症状が1週間続く。
ウイルス排泄は感染してから5−10日まで。

つまり感染して潜伏期を経て、約1週間して夏風邪症状、それから約1週間して発疹が
出るとすると、潜伏期と風邪に近い時期に感染性が強い。

したがって発疹出現後の感染性は乏しいといわれているが、それでも発疹2日以内の
血清でのウイルス陽性率は2パーセントくらいにはあるといわれている。
つまり一番要注意は潜伏期と夏風邪症状時期になる。

〇 登園登校

上記の理由で、二次感染の予防に紅斑時期に通園通学を禁止の必要なし。
ただ夏風邪症状時期(ほかの夏風邪の症状と区別は難しい)に他者に感染
する可能性もあるが、かといって決定できないので通園通学を禁止できないが
ただ、妊婦さんは流行時期にはなるべく夏の夏風邪状態の子供などに
近づかない。手洗いをきちんとする。


8、手足口病
ウイルス排泄期間はながく、発症後約2週間に咽頭、約3−5週間に糞便に
見いだされる。

 〇登校登園

明確な基準はない。本人の症状軽快で主治医の判断で通園通学は許可。
この疾患の場合軽症が大部分なので、発疹だけの児童に長期にわたって欠席を
強いる必要はなく現実的でない。登校登園についても流行阻止というより、患者
本人の状態によって判断すべきである。
つまりウイルスはかなり長期にわたり出てるし、またほとんど解らないくらい
軽症の患者さんが多く、それでもウイルスを出しています。急性期のみの
登園登校停止にしても流行は阻止できないし、流行阻止のために患者さんを登園登校
不許可することは難しいといわれている。


その他インフルエンザなどはその項目を参考にしてください。

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